中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

中国に並ぶ商品で最も秀逸なネーミングはコカ・コーラ

 

日本語はカタカナで、中国語はかたくなに漢字で

 

日本人は英語を日本語で表記する際に、カタカナを用います。

一方、中国人は英語を中国語で表記する際に、漢字を使います。

例えば、これなんと読むと思いますか?

 

克里斯蒂亚诺·罗纳尔多

 

 

 

実は、これ

CristianoRonaldo

クリスティアーノ・ロナウドです。

漢字で書いたら、もはや何かわけがわからないでしょう?

克里斯蒂亚诺·罗纳尔多

ですよ?

 

じゃぁ、これはどうでしょう?

 

史蒂夫·乔布斯

 

 

 

 

 

 

 

スティーブジョブス

そう、スティーブ・ジョブズ

 

これは発音でアテていて、実際発音するとクリスティアーノ・ロナウドスティーブ・ジョブズに聞こえるのです。

 

傾向として欧米人の方に名前には「斯(si)」という漢字が含まれていることが多いですね。

 

商品のネーミングも音でアテて、漢字で表現。

 

さて、中国において、会社名や商品名など、中国語の発音でアテて、適切な漢字表現をする、

ということは、マーケティングにおいて大きな意味を持つようです。

 

例えば有名な日本企業の名前

 

三得利

 

何の会社だと思いますか?

 

無理やりカタカナで発音を書くと「サンダェリー」と発音します。

 

 

これ、SUNTORYです。

中国語で「三つ利を得る」ということで縁起がよく、

味も美味しいし、価格もローカルビールと変わらない

という企業努力もあり、売上がいいようです。

 

 

最もネーミングで秀逸なのは、これ。

コカ・コーラ

です。

中国語では

可口可乐

と書きます。

coca-cola

 

なぜこれが秀逸なのか。

 

1:発音が英語の発音と酷似している

まず発音が英語のコカ・コーラに酷似しています。

全く中国語を知らない人が可口可乐の発音を聞いても、

あれ?今、コカ・コーラって言った?

というほど、似ています。

 

2:4文字で構成されている

中国人の方はなぜか4文字の構成を好みます。

中学生の頃に習った漢詩を思い出してもらうとわかると思いますが、

なぜか4文字で構成されていませんか?

恐らく聞いていて耳心地が良いのだと思います。

仕事でキャッチコピーやキーフレーズをコピーライターに考えてもらうと、

4文字で構成されていることが多いです。

 

3:意味が良い

正確では無いかもしれませんが、多分中国人が可口可乐を見て連想する意味はこんな風でしょう。

これを飲めば、口が楽しくなる

可は「~ができる」、口はそのまま「口」、乐は日本語で「楽」という意味です。

漢字は一文字で色々な意味を認識できるのでたった4文字でも、こんな情緒を表現できるんですね。

 

恐らく、中国語で今後もこれを超える秀逸なネーミングは出てこないでしょう。

 

日本企業は中国のネーミングに気をつけろ

日本は漢字文化なので、会社名やサービス名が漢字ということも、多数あります。

これをそのまま中国に同じ漢字で進出し、登記してしまうとやっかいです。

 

上の例でいうと、

・元となる名前と中国語の発音が似ている

・縁起がいい、商品の特徴を表している、発音していて気持ちが良い

という要素が必要になるわけですが、日本人にはこの感覚が分かりません。

特に「発音していて気持ちが良い」なんて、全く意味が分からないのです。

 

頑なに日本の会社名と同じにする会社もあるようですが、中国でご商売をされるのなら、

中国人の好みにあった会社名、サービス名を開発されることをオススメします。