国が違えば住宅の購入についても大きな違いが出てきます。
今日は中国のマンションについて書きたいと思います。 (マンションは私の妻が買ったものです)
●日本との違い① 「私有できない」
日本は完全資本主義ですが、中国は社会主義です。 そのため土地は国のもの。 たとえ宙に浮いたマンションの3階でも私有はできず、70年間の貸借となります。 銀行でローンを組んでマンションを購入する、という行為自体は日本と同じなのですが、 そのバックボーンにある考え方が根本的に異なります。
●日本との違い② 「内装は自分で」
中国でマンションを買うと写真のようにコンクリート打ちっぱなしで納品されます。
もちろんこのままで住むことはできません。 ここから自分で業者を探して内装することになります。
内装には色々な業者に頼むみたいで、先日は内装業者が集積しているところへ行ってきました。
中は日本では見たこともない売り場となっていました。
風呂場に置くと思われるジャグジー。 お風呂が大好きな僕としては将来、こんなジャグジーの置ける家を買いたい。 で、このジャグジーの値段は
なんと93,800元。だいたい日本円で122万円。 交渉して約半額くらいでしょうか。 がんばろうっと。
この他にもトイレやキッチン、洗面台、リビングなど色々な部屋の素材が置いてありました。
●日本との違い③ 「上層部を買いたがらない」
これは個人によって違いがあるかもしれませんが、日本では上層階の値段が高くなる傾向にあります。 やはり見晴らしがよいからでしょう。
しかし中国では上層階が避けられる傾向にあるそうです。 なぜか。 それは雨漏りのリスクが高いから(笑) 施工が完ぺきでないため、一番上の階だと雨漏りするリスクが高いそうなのです。
●日本との違い④ 「売り方が全然違う」
この写真は私の住んでいる中山公園駅直結のショッピングモール「龍之夢」の1階に設置された マンションのイベントブースです。
日本ではあまりこのような形で不動産の販売告知は見かけません。 日本ではチラシとや交通広告で告知して、モデルルームへ誘因して、現地案内して、フォロー営業という感じでしょうか。
この写真の場所ではかなりの高頻度でマンションの販売ブースが設けられています。 あと多いのが車の販売ブース。 おそらく中山公園駅周辺は所得が高い層が住んでいるのでしょう。
ご覧のように結構な人が立ち止まって見ています。 日本でもこのような方法があってもいいかもしれませんね。