中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

ついに当たった10元 中国の税金(納税)事情

さきほど最近日本に赴任された某大手広告代理店の方と一緒にご飯を食べてきました。

中国では支払いを済ませた後、「请给我发票(領収書下さい)」と言うとレシートの他に、 下記の写真のような領収書をくれます。

中国の発票

この発票(領収書)の右上部にはスクラッチのように、コインで削れる箇所があります。 ここを削って当たりが出たらお金が帰ってくる仕組みになっています。

はずれが出ると「谢谢您(ありがとうございました)」という文字だけが寂しく出てくるだけなのですが、 何と!今日、中国に来て1年、初めて当たりが出ました! その額なんと10元(120円程度)・・・、ですがめちゃくちゃ嬉しいものです。

さて、このような仕組みがなぜあるのか、と言うと実は税金をちゃんと納めさせるための仕組みなのです。

全ての店舗、法人は利益が出た分、国に税金を納めなければならないのですが、 できるだけお金を手元においておきたいので、脱税をしようとします。

しかしこの発票という領収書を出すと専用の機械を通して税務署に 「これだけ売上(利益)が上がりました」 という報告が自動的に行くので、脱税ができません。

ただこの発票が出されないと国はこの店舗がいくら売り上げたか把握できず、 脱税される可能性が高まります。

そこで、上記のようにスクラッチを削って当たりが出る仕組みにすると、 消費者が店舗に領収書を発行させる インセンティブになり、店舗の脱税を防ぐことができる、 というわけなのです。 (なぜ強制にしないのかは不明・・・・)

この領収書の用紙、本来は店舗が税務署から買う(実質的にこの時点で納税している)のですが、 偽物の領収書が存在するので、完全に脱税を防ぐことができないのが実際です。

また店舗によっては「領収書出せません」なんていうお店もあったりしますので、 その管理はまだまだ行きとどいていない模様。

ちなみにかけられる営業税の税率は業種によって違っていて、例えば 広告業なら5%、飲食業なら3%という具合です。 (営業税以外にも税金が課せられるので実際はもっと税率は高くなります。) また都市のよっても課せられる税金項目が違うので、税率が変わってきます。

中国の仕組みを知るためには「税金」は大きな要素。 もう少し研究していきたいと思います。