中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

中国と日本のWebサイトの違い

国が違えば文化、ライフスタイルが違うように、Webサイトの作りも違ってきます。

今日は中国と日本のWebサイトの違いについて簡単にまとめてみたいと思います。

●中国のWebサイトは1ページに載せる情報量が多い

日本で最も有名且つ最大のポータルサイト、Yahoo!Japan

理路整然と整理されており、スクロールも短い。 慣れているからかもしれませんが、日本人にとっては適切な情報量と思えます。

一方、中国のYahoo!(雅虎)はというと

http://cn.yahoo.com/

情報量がやたらと多いです。 一応、カテゴリで情報は分けられているとは言え、日本人にとってはかなり見づらい印象を受けます。

●中国のWebサイトは_blank(新しいウィンドウで開く)でリンクが設定されていることが多い

日本の場合、テキストでも画像でもクリックすると基本的には同じウィンドウ上で展開されます。

例えばYahooで検索して検索結果をクリックすると、新しいウィンドウまたは新しいタブは開かず、 右クリックで「新しいウィンドウで開く」と指定しない限り、同じウィンドウ内でページ遷移していきます。

しかし中国ではリンクのtargetが_blankで指定されていることが多いため、リンクをクリックすると、 新しいウィンドウが開くのが一般的です。

百度で検索をし、検索結果をクリックすると新しいウィンドウまたは新しいタブで展開していきます。

古いデータしか見つからなかったので申し訳ありませんが、中国では相変わらずIEが最も普及しているブラウザです。

ireserchのブラウザランキング

上記は09年のブラウザランキングですが、恐らく大きく順位は変動していないと思います。 私の感覚値ですが周りの中国人を見ても、だいたいIEを使っています。

さて、このIE。 未だにデフォルト設定では_blankで設定されているリンクをクリックすると新しいウィンドウで開きます。

中国でIEを使用してネットサーフィンをしていると知らぬ間にタスクバー上にIEのタスクが大量にできている、 なんてことがよくあります。

中国こそ、FireFoxChromeといったタブブラウザが普及して良いと思うのですが・・・・。

●広告の出し方はユーザビリティを無視

日本ですと広告の規定なのか、暗黙の了解なのか、メインとなるコンテンツの上に 広告が表示されるようなことはありません。

またアダルトサイトでもなければポップアップ広告という手法も皆無だと思います。 (90年代にはまだありましたよね)

恐らくこれはユーザーにとって、その手法が邪魔なもので、あくまでメインで読んでもらう コンテンツを邪魔しないように、ユーザーにとっての利便性を第一優先にしているから、だと思います。

しかし中国では「いかに目立たせるか?」が主眼となっており、何でもありといった状況です。

先述の中国版Yahoo!(雅虎)もサイトを開くとポップアップ広告が出てきましたし、 上部に自動的に広がってくる(フローティング)バナー広告が出てきました。

また百度百科(日本でいうウィキペディア)を見ると、画面上を縦横無尽にユラユラと 動き回るバナー広告が出てきたりと、ユーザビリティを無視した広告が表示されます。

●注意すべきこと

これを見ると「中国のサイトもまだまだ!」なんて思うかもしれませんが、 私が思うにWebサイトもローカルルール、と言うか現地の人が使いなれている構造があると思うので、 日本のWebサイトの構造や作りをそのまま持ってきても、中国人には受け入れられないのかもしれません。

例えば情報を整理し、できるだけ重要なものだけを見せる作りにしても中国人にとっては 「なんだこれ?!情報量すくねー!もう見ない!」とか思われるかもしれませんし、

リンクを新しいウィンドウではなく同じ画面で遷移させる作りにしたら、中国人にとっては 「使いにくいサイトだなー!なんでいちいち戻るボタンで戻らなければならないんだー!もう使わない!」とか思われるかもしれません。

Webサイトには完成やゴールはなく、アクセス解析のデータを見て、常に改善し続けていくものなので、 日本企業または日本人が中国向けにWebサイトを作る時も、ローンチさせてから少しずつ、 中国人の方にとって最適なWebサイトを構築していくしか方法が無いのだと思います。