中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

中国のECサイトの研究

中国のアパレル通販サイトがすごい。

日本にはないコンテンツや見せ方がされており日本の通販サイトも研究した方が良いかもしれない。 以下に自分なりの視点で研究、レポーティングしてみた。

●研究対象

http://www.m18.com/ (麦网)

麦網

●概要

レディースのアパレルを中心とした通販サイト。 中国の中心部に店舗展開もしている模様。 私が住む上海にもかなりの店舗がある。 http://www.m18.com/statichtml/storeadd/location_shanghai.html

●トップページ

■ページの構成

①グローバルメニュー ②売りたい商品のFlashバナー ③全商品のカテゴリパート ④各カテゴリの売りたい商品パート ⑤その他の情報 と大きく5つのパートと情報が整理されていて非常に分かりやすい。 中でも①と③のカテゴライズ(商品分別)が分かりやすく、日本のECサイトも参考にした方が良いと思う。

日本の大手総合通販サイト「ニッセン」を見ると、非常に分かりづらい。 http://www.nissen.co.jp/cate001/

(まぁあんまりTOPページに飛ばそうとしていないからかもしれないけれど)

■①と③について

ページ中段にいくと全ての商品を網羅した左記のような部分がある。 女性の中でも「ジャケット」「ジーパン」などアイテム別に分けられていたり、 「Euromoda」や「ACBC」とブランド(品牌)別に分けられておりユーザーが商品を選びやすくなっている。 マウスポインタをあてるとメンズやレディースに太い罫線が表示され、どこからどこまでが そのカテゴリかを見やすくする工夫をしている。 少し惜しいのは全てが同じ色なので少し分かりづらい。 レディースはピンク、メンズはブルーなど色使いでの区別もほしかった。 (恐らくサイト全体が薄いピンクで構成されているためそれに合わせたと思われる)

また、ページ最上部のグローバルメニューでも同じようにレディースにマウスポインタをあてると アイテム別、ブランド別に出てくるので非常に分かりやすい。

●商品詳細ページ

■ページの構成

どれでも良いので何か1つ商品ページに行ってみると、これまた日本よりすごいと思う。

ページの構成は

①商品写真、買い物かごへ入れるボタン(サイズ選択含む) ②商品の詳細情報(素材やSサイズがウエストいくつかなど) ③商品の詳細写真数点 ④サイズ計測機能 ⑤商品の写真数点 ⑥買い物かごへ入れるボタン ⑦ソーシャルサービスへの送信ボタン ⑧口コミ ⑨販売記録 ⑩質問コーナー

とかなり満載。

■①商品写真、買い物かごへ入れるボタン(サイズ選択含む)

ここはそれほど日本と変わり映えしない。

■②商品の詳細情報(素材やSサイズがウエストいくつかなど)

情報は日本のアパレル通販でも記載してある程度なのであまり日本と変わらない。 しかし違うのはタブがついていて、口コミや販売記録、質問コーナーを下まで移動しなくても見られるのだ! これはユーザビリティが高い。

■③商品の詳細写真数点

商品の写真は商品を単体で見せるのではなく、モデルが着せて見せているものが多い。 ここは日本とだいぶ違う。 商品詳細の一歩手前、商品一覧で比較してもその違いが分かる。 ・中国の商品一覧ページ(モデルが着ている) http://list.m18.com/N1-N111-12-40-1-00-1-0-0.htm ・日本の商品一覧ページ(単に商品写真を並べてる) http://www.cecile.co.jp/Page/CmdtyInfo/Search/Result.aspx?b=porte+a+porte&o=5&q=0055&cp=lady

好みにもよると思うがやはり人が着ているものを見た方がイメージしやすい。 雑誌でもモデルが着るから買おうと思うのであって、単にアイテムだけを一覧で掲載してあっても、購買意欲は沸かないだろう。

■④サイズ計測機能

初めて見た。 自分の身長と体重を入力するだけで買うべきサイズが分かるツール。 たしかに自分のウエストサイズとかって覚えてない。

■⑤商品の写真数点

なぜここにこの要素があるかわからない。 ページが長くなる分、邪魔である。

■⑥買い物かごへ入れるボタン/⑦ソーシャルサービスへの送信ボタン

「買い物かごへ入れるボタン」は上段、中段、下段の全部で3つ存在する。 これは通販サイトでは常套手段なので基本を抑えていると言って良いと思う。

「ソーシャルサービス」の送信ボタンもこれに必ず付随して作ってあるようだ。 「人人網」は中国のSNSサイト。 恐らくSNS経由で「これ今日買ったんだけど、可愛いくない?」などと言い合うのだろう。 日本には通販サイトでSNSと絡めているところはあまり見かけないので新しい。

■⑧口コミ

一部、日本の総合通販でも口コミが用意されている。 やはり衣服や化粧品などは口コミによって購買意欲が大きく左右されるため、 国を問わず必須の機能なのだと思う。

■⑨販売記録

新しい! いつ、名前は出ないがハンドルネームで誰が、この商品を買ったかが一覧化されている。 行列のできる店には自分も並ぼうとしてみるのと同じで、この商品を買った人が●分前にいるのなら、私も買ってみようと思うのかもしれない。

■⑩質問コーナー

新しすぎる! 「サイズ」、「素材」、「使用方法」、「その他」の4つの区分でフリーで質問ができる。 しかも質問した時間と、回答の時間を見てみるとほぼリアルタイム・・・・。 22:26の質問に、22:28に回答している。 このサイトの運営体制、一体どうやっているんだ・・・。 すごすぎる。

■その他

これだけ情報量やコンテンツがしっかりしているとどうしてもページが長くなってしまう。 ページをスクロールすると右側に「回頂部」というピンクのボタンがついてくる。 いわゆる「このページのトップに戻る」ボタンだ。 どこまでもユーザビリティが高い。

●購入ページ

購入していないため不明だがエントリフォームも分かりやすい事が想定される。 またリサーチしたい。

●総括

日本のアパレル通販サイトよりユーザのことを考えて作っているという感想を持った。 ZOZOやニッセン、セシールなんかよりも確実に使いやすいし、情報量も豊富だ。 もしかしたら中国のECサイトの方が進んでいるかもしれない。