中国上海での生活費を
の3つで場合分けをして、シリーズで記事にしています。
今回は現地採用編です。
留学生編はこちらから。
中国上海で現地採用として働いた場合の必要な経費・生活費を
まとめていきたいと思います。
※注意点※
①生活水準によって費用は大きく変わります。あくまで参考として御覧ください。
②1元=15円で計算しています。
まずは中国滞在中に発生する費用項目を洗い出してみます。
が主だったものです。
それぞれ見ていきたいと思います。
これはピンキリですが、東京→上海でも約3時間のフライトです。
僕個人の考えとしてはこんな所でお金をかけてもしょうがないので、
春秋航空(LCC)の格安航空券を買って渡航された方が良いと思います。
うまくやれば11,540円/片道で中国へ渡ることができます。
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※アドバイス
中国人旅行客が往来する国慶節休暇期間(9月末~10月7/8/9/10日)と
春節期間(だいたい1月末~2月中旬あたり、旧暦のため変動)には
航空チケット代金が高騰するので避けた方が良いです。
もし中国での就職先が決まっていないのでしたら1ヶ月~2ヶ月分は
加入しておいた方が良いです。
留学生みたいに1年分加入する必要はありません。
なぜなら中国で現地採用として就職しても、ほとんどの場合で、
会社が現地で保険をかけてくれるからです。
僕も現地採用として働いていますが、会社が保険に入ってくれています。
逆に現地の保険も入ってくれない会社は入社しない方が良いです。
私が入って頂いている保険は、Wellbe(ウェルビー)という会社が
取り扱っている「安心生活」という保険です。
会社がこれに入ってくれているおかげでキャッシュレスで、ほぼ並ばずに、
日本語通訳付きで診断や治療を受けることができています。
もしまだ就職先が決まっておらず、エイヤっ!と中国に来られるのでしたら、
海外旅行保険は短期でも良いのでかけておいた方が良いです。
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このサイトで見ますと、一番安いタイプ(N14)の31日間滞在で15,910円でした。
・まだ就職先が決まっていないなら
いきなり中国に来ても、面接できない可能性があるので、
まずは以下あたりから中国の求人情報を探すと良いと思います。
場合によっては中国に渡らなくても、日本で面接してもらえるかもしれません。
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パソナ中国 中国(上海・北京・広州・深圳・蘇州)の転職・就職・求人情報
留学とは違い、自身でアパートを借りることになります。
留学生版でも書きましたが、住むエリア、条件(広さ、駅からの距離)によって
大きく変動します。
一概には言えませんが、上海エリアで便利の良い中山公園駅付近で
借りた場合では、
3,800元(57,000円)~4,500元(67,500円)/月
が2016年時点では相場となっているようです。
仮に4,000元(60,000円)/月間の家に住んだ場合、
4,000元×12ヶ月=48,000元(720,000円)/年。
※これから現地採用として働く人へ、住居費に関する重要なアドバイス※
これめちゃくちゃお得なので必見です。
中国でも外国人は所得税を支払う必要があるのですが、
外国人のみに限って住居費を所得から控除することができるので、
住居は会社-大家さんで契約してもらった方がお得です。
※会社に住居費を負担してもらう、という意味ではありません。
※会社が住居費を負担してくれるなら、そうしてもらった方が良いです。
どういうことか?というと例えばこんな感じです。
・個人-大家さんで契約した場合
例えば、毎月の給与が額面15,000元、毎月の家賃が6,000元だったとします。
個人と大家さんで直接、賃貸契約を結んだ場合、15,000元に対して、
個人所得税がかかります。
中国も累進課税制で、15,000元の税率は25%、つまり2,250元が所得税として
天引きされて、12,750元が手取りとなります。
更に毎月6,000元の家賃を支払うので、残りは6,750元しかありません。
・会社-大家さんで契約した場合
同じく、毎月の給与が額面15,000元、毎月の家賃が6,000元。
会社-大家さんで契約した場合、給与からまず家賃分が天引きされます。
15,000元-6,000元=9,000元が所得として取り扱われます。
9,000元の場合の税率は20%なので、1,800元が所得税として更に天引きされ、
7,200元が手取りとなります。
※会社が大家さんへまとめて家賃を払ってくれるので便利です。
※ただ領収書が必要で、大家さんに税務署へ行ってもらう必要があります。
※大家さんによっては、面倒がって対応してくれない場合があります。
上記と比較すると450元/月の差が出てきます。
だいたい賃貸契約は2年契約なので、450元×24ヶ月=10,800元(162,000円)の差。
現地採用は駐在員と較べて、待遇が悪いのでちょっとでも節約した方が良いので、
この方法はオススメです。
ちなみに2016年時点での中国における個人所得税税率は下記の通りです。
※見方:上から1,500元を越えない場合→3%、1,500元~4,500元→10%という具合
食費が最も個人差の出やすい費用項目です。
留学生よりは良い食事が出来るということから、留学生版より多めに計算しました。
朝食代:30元(450円)/1日
昼食代:40元(600円)/1日
夕食代:60元(900円)/1日
合計:130元(1,950円)/1日
月額:130元×30日=3,900元(58,500円)
3,900元×12ヶ月=46,800元(702,000円)/年
僕の契約している内容を参考にします。
契約しているのは中国移動の4G(LTE)セット。
パケット通信:3GB/月間→100元
可能通話時間:100分月間→28元
SMS:200通/月間→10元
合計:138元(2,070円)/月間
138元×12ヶ月=1,656元(24,840円)/年
また携帯電話の通信費以外に自宅のインターネットもひく必要があります。
中国電信で契約、下り10MB/上り2MBのスピードで、年間契約すると
1,200元/年(18,000円)
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日本に戻ってきた時のために今の番号は維持したいですよね?
でも今のDocomo、au、SoftBankのプランのままだと月額5,000円くらい
何もしなくてもかかってしまいます。
留学で海外へ出られる前に、格安SIMへの乗り換えをした方が良いです。
業界最安値のDMMがオススメです。
留学生と違い、仕事関係のお食事などは経費精算できます。
あと、これは個人の性格にもよりますが、駐在員どうしは付き合いが多いですが、
現地採用はそもそもお金が無いので駐在員どうしの集まりに顔を出しません、
というか、出せません。
なので、あまり交際費はかからないのです。
とは言え、何かしら遊興費はあると思うので、留学生版と同じ金額で計算。
700元×12ヶ月=8,400元(126,000円)/年間
中国は交通費が凄く安いです。
上海、北京などの大都市であれば地下鉄も凄く発達しているので、
そんなにかかりません。
ということで留学生版と同じ金額で計算。
80元×12ヶ月=960元(14,400円)/年間
学生とは違い、年金を支払う必要があります。
ぶっちゃけて言えば、住民票を抜いておけば、別に支払う必要はないのですが、
国民年金は世代間扶助であり、自分の父親母親、祖父母がもらっている年金は、
今の働いている自分たち世代のお金です。
なので、自分の将来のため、今の両親たちのために、
国民年金くらいは支払うべきと考えていて、毎月僕も引き落としで払っています。
15,590円/月×12ヶ月=187,080円/年
ちなみに今、年金の支払い期間が改正されました。
改正前:25年以上支払わないと受給できない
改正後:10年以上支払えば受給できる
会社勤めされていた方は強制的に支払っていたので、途中まで払ってもらえないのは
もっともったいないため、継続的に支払った方が良いと思います。
ということで、年間どれくらいの生活費がかかるのか、まとめます。
渡航費:11,540円/片道→春秋航空の最安値チケット取得想定。帰らないから片道。
保険料:15,910円→一番安いタイプ(N14)の31日間滞在
住居費:48,000元(720,000円)/年→アパートを借りる
食費:46,800元(702,000円)/年
通信費:2,856元(42,840円)/年→78元×12ヶ月
交際費(遊興費):8,400元(126,000円)/年→700元×12ヶ月
交通費:960元(14,400円)/年→80元×12ヶ月
国民年金:15,590円/月×12ヶ月=187,080円/年
合計:1,819,770円
学費が無い分、留学生版より安くなってしまいました。
しかし交際費や遊興費は人によっては大きくかかる可能性があるので、
これ以上かかる可能性があります。
個人的には学校より仕事を通して中国語を学んだ方が 、
習得スピードも早く、実践的と思います。
しかもお金ももらえるんだったら、いきなり仕事という選択も有りと思います。
僕は日本で現金50万円を引き出し、パスポートと一緒に握りしめ、
中国へ当面の生活費用を持っていきました。
しかし、この方法では
と、リスクMAXなので、オススメしません。
ちなみに、僕は中国に来て2週目のあるひ、スリに合い財布を取られました。
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そこでオススメなのがJTBグループが運営する世界共通キャッシュカード
「Money T Global」です。
特徴はこんな感じ。
僕も事前に知ってたら・・・・。これは便利でオススメです。
ちなみに北京、上海におけるJTB海外トラベルデスクは下記。