10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

2016年、中国人民元の取引量はシェア4%で第8位。日本円は3位。

下記の表は、国際決済銀行が発表した2016年の貨幣別取引量ランキング。

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1位:USドル

2位:ユーロ

3位:日本円

4位:イギリスポンド

5位:オーストラリアドル

6位:カナダドル

7位:スイスフラン

8位:中国人民元

9位:メキシコペソ

10位:スイスフラン

という順番。

 

こんな指標があるとは知らなかったのですが、中国のニュースで流れてました。

中国のニュースでは2013年の同じデータが用いられておりまして、

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2013年では、9位の2,2%だったのが、2016年には8位の4%と約2倍に、

なっていたことが強調されて書かれていました。

 

 

中国人民元の取引量が増えたのは、2016年1月4日から始まった、

取引時間の拡大

が影響していると思われます。

 

中国人民銀行は、中国人民元の国際化を目的として、2016年1月4日から、

従来の取引時間7時間から14時間に倍増させたそうです。

 

あともう一つ中国人民元関連で大きなニュースとしては、

2016年10月からIMFのSDRに採用されたこと

が挙げられると思います。

これは取引量が増えたからSDRに採用された、ので、

取引量が伸びた理由にはなりませんが。

 

 

あと、もう一つ、この指標を初めて見て驚いたのはUSドルのシェアの高さです。

為替取引の約半分をUSドルが占めているのですね。

やはり、まだまだ世界経済はアメリカを中心に回っている。

 

けれど、今後は中国人民元が倍々ゲーム伸びていく、なんてこともあるかも?

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