中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

中国のFX市場について

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中国におけるFX市場について調べたので、シェアします。

 

中国の為替施策

中国のFX市場について書く前に、中国政府の為替施策について整理。

以下、wikiを使って自分で勉強した内容のエッセンスをまとめる。

誤っている箇所があるかもしれないが。

 

中国人民元は管理変動相場制の通貨。

管理変動相場制は、政府・中央銀行が積極的に介入、為替レートを管理する制度。

 

中国政府は人民元を安くしたい(貿易に有利だから)ため、

ドルを買い元を売るという元安に向けた介入をしている。

そのため中国政府の外貨準備高は約3兆ドルと、日本の1.2兆ドルの2倍以上。

外貨準備高では世界でも圧倒的1位。

この介入をトランプ大統領は「為替操作国」と言っている。

 

中国の外貨準備高が減少した理由

2017年2月頃、中国の外貨準備高が3兆ドルを割ったことがニュースになっていた。

ドル買い元売りの為替介入をしているのであれば、外貨準備高は増えるはずである。

これは

1:海外に金を持ち出す(主に投資)から

2:ドルが高くなったから

ということらしい。

 

まず1。

例えば僕が中国の大金持ちで、カナダに5億円くらいの別荘を買うとする。

すると人民元をカナダドルに換金して購入することになる。

そのためカナダドル買い、人民元売りとなり、人民元が安くなる。

 

更に海外旅行へも積極的に出るようになった。

その際には外国の外貨買い、人民元売りとなり、人民元が安くなる。

1人あたりの金額は小さくても、数百万人が動けば大きな元安圧力となる。

 

中国人はいっきに金持ちになったので、こういった個人・法人が大量に出てきた。

そのため海外へ金が流れ、その際に人民元が売られるので安くなった。

中国中央銀行は人民元が安くなりすぎるのも困るので、ドル売り人民元買いを行い、

その結果として外貨準備高が減少した。

 

次に2。

外貨準備高には、中国政府が保有する日本円、ユーロ、オーストラリアドルなど

様々な外国の通貨が含まれ、それを米ドルに換算して計算がされる。

中国の外貨準備高減少が3兆ドルを割った2017年2月は、トランプ大統領就任の直後。

この頃、米ドルが上がっており、相対的に日本円、ユーロ、オーストラリアドルは下落。

その結果として、中国政府の外貨準備高も減少した。

 

中国の外貨に関する規制

中国の為替は国家外汇管理局という機関が管理、規制をしている。

個人にたいして、例えばどんな規制があるかというと、

・1年間に個人が持ち出してよいお金は5万ドルまで

・1回に海外へ持ち出して良いおかねは5,000ドルまで

といった規制が掛けられている。

僕は外国人だったが、外国人にも同じ規制がかかっている。

 

詳しくはわからないけれど、法人に対しても厳しい規制がかかっている。

冗談っぽく言われるのは、外資が中国で会社を作る時の労力が1としたら、

中国の会社を潰してお金を持って帰る労力が100かかる、と言われている。

 

僕も、この時色々書類を集めなくてはならず、すごい苦労した。

www.china-b-japan.org

 

中国のFX市場について

さて、ここからが本題。

実は中国において個人がFXをやることについては、グレーゾーン

 

FXは個人がブローカーに保証金を預けて、通貨を売買する取引。

ブローカーはインターバンク市場で実際に通貨を売り買いする。

先で書いた通り、中国政府は厳しい規制をかけている。

そのため、自由に通貨を売り買いなんてできるわけがないのである。

 

では、中国人はFXに参加できないのか?というと、できる。

ブローカーに中国企業は一社もない、全て海外の会社。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、香港などがメイン。

 

顧客サービス、勧誘を目的として、中国国内に法人を作っている会社もあるが、

取引自体は(中国ではない)海外に作った口座から取引をする形になっている。

中国個人から保証金を、自社の(中国ではない)海外の銀行に預けてもらっているのだ。

 

でもよくわからないことがある。

さきほど1回あたり海外に持ち出せる金額は5,000ドルまでと書いた。

しかしFX業者によっては、1回あたり9,000ドルや、

クレジットカードであれば無制限といった会社もある。

うーん、グレーゾーンだから、まぁいいか。

 

中国FX市場の歴史

これは中国版wikiの翻訳。

1992年から93年にかけて先物取引が発展。

その際に香港に本籍を置く多くの会社が中国大陸へ進出し顧客開拓。

中国国内の法人・個人を顧客に持った。

 

しかし国内の大多数の顧客は先物取引/外為取引を理解しておらず、

盲目的に参加した結果、多額の損を被ることになった。

この中には多くの国有企業も例外ではない。

 

1994年8月、中国証券監視委員会が全面取締を行う文書は発行。

これ以降、中国域内で行われる外国為替証拠金取引(FX)には厳しい規制がひかれたままである。

 

実は1993年末、中国人民銀行は国内の銀行に、保証金ではなく現物による

外国為替取引を認めている。

1999年、株式市場のルール整備が整っていくに従い、株式投資による利益幅が縮小。

一部の投資家が外為市場に流入してきた。

中央電視台によると、国内の現物外国為替取引はすでに株式市場を除けば最も大きなマーケットになっている。

 

国内の外国為替投資を行っている人は大部分が国内銀行の現物取引。

外国為替証拠金取引はまだ国内で開放されておらず、国の管理制度も整備されていないため、

国内の投資家はもう少し待つ必要がある。