10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

中国EC通販市場の現状と傾向について(2015年最新版)

f:id:daotian105:20160706200346p:plain

 

中国の市場調査会社iResearchから2015年版の中国EC通販市場に関して

現状と傾向についてレポートが出ていたので共有します。

 

概況

2015年、中国におけるEC通販で流通した金額は3.8兆元。

2014年から36.2%の伸長。

国家統計局の数値と突き合わせると中国での小売市場の中で、

EC通販が12.6%を占めるようになった。

 

2011年~2018年の中国EC通販市場推移

f:id:daotian105:20160706200736p:plain

2011年には0.8兆元だったのが、2015年には3.8兆元。

2018年には7.5兆元にまで達する予測です。

 

2015年の中国におけるBtoC型ECサイトの市場占有率

f:id:daotian105:20160706200929p:plain

天猫が58%で圧倒的。

天猫はアリババが運営するBtoC型のECモールサイトですね。

 

www.china-b-japan.org

 

天猫に続くサイトが京東で、22.9%となっていました。

 

四半期別中国におけるBtoC型ECサイトの市場占有率

 

f:id:daotian105:20160706205614p:plain

多少のでこぼこはありますが、天猫が安定的に半分以上の市場を取ってます。

毎年第四四半期の市場シェアが高くなっているのは独身の日と呼ばれる

W11キャンペーンがあるからですね。

 

BtoCサイトとBtoCサイトの占有率遷移

f:id:daotian105:20160706205829p:plain

ほんの数年前まではBtoCサイト(水色)が市場の多くを占めていたのに、

2015年は初めてBtoCサイト(緑色)がシェア50%を超えるにまでに至ったのですね。

ちなみに今回のレポートにはありませんがBtoCサイトでも

アリババが運営する淘宝網が市場を独占しています。

 

端末別の市場シェア推移

f:id:daotian105:20160706210035p:plain

ものすごい変化ですね・・・。

緑色がパソコンを利用したEC通販、青色がモバイル端末を利用したEC通販。

ものすごいスピードでスマホによる購入者が増えていることが分かります。

 

中国におけるEC通販の利用者数推移

f:id:daotian105:20160706214935p:plain

2015年、中国でEC通販の利用者数は4.1億人

2011年の2倍以上になってますね。

 

中国におけるEC通販、年間平均消費金額

f:id:daotian105:20160706215344p:plain

2015年、1人あたりのEC通販に使う金額は9206.9元

こちらも2011年と比較すると2倍以上にふくれています。

 

中国EC通販におけるプレイヤー図

f:id:daotian105:20160706215620p:plain

知らないのも結構あるなぁ。

勉強しなければ。

関連記事
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です