プロダクトプレイスメントという言葉をご存知ですか?
映画やテレビ ドラマの劇中において、役者に特定の商品を絡ませるやり方です。
日本でもよく行われている広告手法ですが、中国ではこれがあからさま、、、、、というか
不自然なくらいで、行われているのです。
台湾のドラマ「我可能不会愛你」という番組の最終回。
主人公の林依晨という女優はずっと靴ブランドのマネージャーとして活躍しているのですが、
なぜかいきなりIKEAに転職しているのです。
右の可愛い子が主人公。
オフィス勤めなのですがなぜかIKEAのTシャツを着ています。。。。
その他にも、不自然なくらいにIKEAのロゴが登場してきます。
結構好きで見ていたのですが、最後の最後でげんなりです。
恐らく中国で最も有名な日本人、矢野浩二さんも出演した「浮沉」というドラマ。
中国のある都市にある地方国営企業を民間企業に移行する(中国語で改制と言います。)際に、
関係する人々の思惑が錯綜する物凄く面白いドラマです。
改制がうまく行き、民間企業になった後、上場しハッピーエンドになり、
主人公の一人が部下と互いの労をねぎらう場面があるのですが、なぜかそれが採用会場なのです。
そしてその採用会場には中国の大手求人サイトのロゴとバックボードがデカデカと。。。
もう少し他に場所があったと思うのですが。。。。
李冰冰と孫紅雷という2大スターが出演するラブコメディ映画です。
タイトルが「我愿意」、英語タイトルが「I DO」。
これは中国で有名なジュエリーブランド「I DO」がメインスポンサーと思われます。
なにせタイトルが「I DO」ですから。
しかし複数スポンサーがついていて、あらゆる広告が出てきます。
これは自然でしたが、インターネットスーパーの1号店。
実際にオフィスでよく見かけます。
ちょっと前に出過ぎですね。
あっまた1号店。やっぱり不自然。
主人公同士がビデオチャットするシーン。
お互い使っているパソコンがSAMSUNGのものなのですが、これでもかっていうくらいロゴが出てきます。
不自然だよ。
そして更に。。。。
いや、出すぎでしょ1号店。
と、色々な事例を紹介しましたが、多分これくらいしないと中国では目立たず、
日本みたいに「さりげなく」では中国の消費者には伝わらないのでしょう。
「広告してます!」っていうくらいでないと、中国人には響かない。
これは他のことにも言えるかもしれませんね。