2年前にこの記事でヒマラヤFMという中国版ネットラジオを紹介していました。
日本に帰国してから、なかなか聞く機会はなかったのですが、
どうやら順調にビジネスが伸びており、来年2019年上半期には香港市場へ上場予定、
というニュースが報道されています。
報道と言っても、関係者っぽい人からヒアリングした内容をブログのようなものに
書いているだけなので、あまり正確ではないかもしれません。
中国の記事翻訳と要約
が、一応記事の中国語を翻訳/要約すると以下の通りでした。
- シリーズEの投資が完了した模様
- 企業価値は240億元
- 出資者はTencent、ゴールドマン・サックス、ジェネラルアトランティック
- ヒマラヤFMの売上は2016年:2億元 → 2017年:7.3億元、2018年(予定):25億元
- 2017年の売上構成比は広告:41%、コンテンツ:51%、ハード:8%。
- 2017年の利益率は57%、コストが上回り、1億元の赤字。2018年に黒字化予定。
- 2018年2月時点のMAU8,000万、2016年から比較すると3倍
- 毎日約15万本の音声データがアップされており、2016年の5.5倍
- ヒマラヤFMはこのマーケットで73%のシェアを誇る
ポイントと思ったところ
またTencentの名前
出資者の中に、ゴールドマン・サックスという金融コングロマリットと同列でTencentの名前が出てきています。
というか恐らく出資比率ではゴールドマン・サックスより高いと思われます。
36krの寄稿記事の中でも書きましたが、TencentはすでにIT企業ではなく、
ベンチャーキャピタルとしての顔が本当の姿と思います。
コンテンツ売上が50%
資料の中にある売上の50%がコンテンツ課金から、とのこと。
広告売上が大きいのかなと思いましたが、コンテンツ売上比率が高い印象でした。
良質がコンテンツが集まっていると思われます。
日本でも事業展開している
実は日本に既に展開をされています。
公式サイト:
Himalaya FM | Free podcast app with no advertisement
公式Twitter:
音声のコンテンツ提供は、Appleのポッドキャスト、AmazonのAudibleなどがあります。
いずれも使ったことは無い、、、、のであまり偉そうなことは言えませんが、
喜马拉雅(ヒマラヤ)FMのように個人が自分の知識をアップしてシェアするビジネスは
可能性がありそうなので、応援したいです。
何より中国から日本へ進出してきている企業なので、頑張って欲しいです。