10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

中国での検索連動型広告の規制が厳しくなっている模様

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本題に入る前に

検索連動型広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して、

広告が表示される仕組みの広告です。

 

例えば、僕が中国語について学習したいと思った時に、

「中国語 学習方法」

「中国語 勉強方法」

といったキーワードで検索したとします。

すると、検索結果に、中国語教室の広告が出て来る、といった具合です。

 

中国の検索事情について

日本ではYahoo!、Googleが検索エンジン市場の大半を占めています。

中国では百度、360という検索エンジンが市場の大半を占めています。

同じように百度や360も検索連動型広告のサービスを提供しています。

 

今年起こった事件

以前に、こんな記事を書きました。

 

www.china-b-japan.org

 

どんな問題か?は、記事を見て頂くとして、これをきっかけとして、

検索連動型広告周りもザワザワし始めたのが今年の夏。

で、年の瀬に入り、かなり規制が厳しくなっています。

 

どんなふうに厳しくなったのか?

今までは、めっちゃくちゃ割愛しますが、

  • 広告主の営業許可証(登記簿謄本みたいなもの)

の2つが揃っていれば、広告を掲載することができました。

 

しかし、ここ最近になって

  • ICP認証
  • 広告主の営業許可証

の3つが必要になったのです。

 

中国のICP認証って何なのよ?

中国はご存知の通り社会主義です。

中国国内にサーバーを起き、サイトを公開する場合は、ICPと呼ばれる認証を

取得しないといけません。

これはつまり、言論規制をするためのものです。

 

で、「中国国内にサーバーを起き」とあるように、例えば香港や日本に

サーバーを置いている場合は、もちろん必要が無いわけです。

 

で、広告主の中には、日本のサーバーに中国語サイトを作っていたりして、

百度や360の検索連動型広告のリンク先として設定しているんです。

 

まとめ

  • 百度が360が「ICP無いと広告掲載させない。強制終了!」と言っている
  • 日本サーバーに中国語コンテンツを置いてる企業はICPが無い
  • 広告が12月末を持って強制終了

という状況が発生しているのです。

ほんまにややこしい国ですわ。

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