ここ2年ほど、中国人によるインバウンド消費が盛上がり、
日本の企業が中国語サイトを準備するケースが増えていると思います。
ただ、せっかく日本人が頑張って作った中国語サイト、中国人向けサイトを
残念ながら中国では見られないケースが、ままあります。
僕も技術者ではないし、コーダーでも無いので、詳しいところまでは
突っ込んで書けませんが、メモ程度に気をつけるべきことを書きます。
翻訳がちんぷんかんぷん
翻訳が、明らかにGoogle翻訳頼りのやつ。
中国人に伝わらず、?となるケースがあるようです。
ここはケチらず日本語の話せる中国人に、翻訳を依頼した方が良いです。
サイトを長期的に運用するのであれば、同じ人に発注した方が良いと思います。
製品やサービスによっては専門用語が出て来るので、同じ人に翻訳してもらえば、
だんだん精度とスピードが上がってくると思うからです。
中国で使えないWebサービスをembedしてる
ご存知の通り、中国では以下の代表的なサービスにアクセスできません。
- Google系
- Facebook系
Google系で言えば
- Google Map
- YouTube
あたり
Facebook系で言えば
- いいねボタン
あたり
Twitterは、そのままTwitterですね。
よくこれらのサービスをembedでサイトに埋め込むことがありますが、
これをやると極端にサイトの読み込みが遅くなる、または表示されません。
中国で同じようなことをやりたいのなら
Googleマップ→百度マップ
YouTube→Youkuなどの動画サービス
Facebookのいいねボタン→微信のシェアボタン
Twitter→微博
という風にした方が良いです。
微博を埋め込むのは少しやっかいですが、それ以外はほぼ同じ要領で
embedによるサイト埋め込みが可能です。
レスポンシブ対応してらずスマホで見づらい
今や中国のサイト閲覧の主流はスマホです。
微信をブラウザとして使い、サイトを閲覧されるケースも増えていると思います。
PCサイトしかないと、それだけで中国のお客様を失望させかねません。
JavaScriptライブラリを使った際、ソースにGoogleサーバーへ接続する記述がある
レスポンシブサイトにしたり、サイトにオシャレな動きをつけりするために、
jQueryを使うケースがあると思います。
ライブラリの中には、ソースの中にGoogleへ接続する記述があり、
これが引っかかってサイトが表示されないケースがあります。
中国国内にも百度が提供しているライブラリがあるので、
Googleソースを下記で提供しているものに書き換えれば、
スムーズに表示されると思います。
このサイトは百度が運営しているライブラリです。
複数のブラウザで試していなかったので、IEや他のブラウザで開けない
日本だと、特にサイト製作者が使っているブラウザで多いのが、
Chromeかと思います。
僕も詳しくは分からないのですが、上記のJavascriptによる障害は
Chromeでは確認できませんでした。
多分ChromeもGoogleが提供しているブラウザなので、JavaScriptのソースに
Googleへ接続する記述があっても、問題なく見れていたのかな?と。
一般的にサイト制作者は、たくさんのブラウザで試されると思うので
問題無いかと思うのですが、問題は中国特有のブラウザ状況です。
中国では
- IE
- Firefox
- Chrome
以外に、
- 360ブラウザ
が結構なシェアを持っています。
是非、テストされる場合は360ブラウザも試して下さい。
ここからインストール可能。
あとモバイルのブラウザも同じく、中国特有です。
iPhoneではSafariで、感覚的ですが、これが主流です。
でもAndroidでは、プリインストールされているブラウザ以外に、
中国では下記のブラウザが結構インストールされています。
UCブラウザ
QQブラウザ
また他にも気づいたら、書きます。