最近、上海にオープンした大江戸温泉が話題になっています。
中国版LINEの微信で、上海大江戸温泉の公式アカウントを見てみました。
こちらです。
アカウントの説明にはこんなことが書かれています。
大江戸温泉物語は2003年創業。
温泉・銭湯のテーマーパークの運営を行うチェーン店です。
日本では 全国に28の拠点を持ち、温泉のディズニーランドと呼ばれています。
ついに中国上海にも2016年末に開園、乞うご期待!
アカウントからは11月17日に初めて記事が発信されていました。
この記事、既に2万PVもあって、結構読まれてます。
日本でも話題に上がり始めた12月23日、こんな声明文が発信されていました。
2015年11月1日に、我々上海江泉酒店有限公司は、日本の大江戸温泉物語株式会社と中国における、大江戸温泉物語ブランドの使用権許可を得ています。
更に弊社と上海雲湯沐浴管理有限公司は、2016年3月1日に
大江戸温泉物語ブランドの授権及びチェーン展開について契約を結んでいます。
と社判付きで声明文を出していました。
中国ニュースサイトでの報じられ方
このニュース記事を見てみましょう。
色々書いてありますが、ポイントを翻訳して書きます。
- 日本の大江戸温泉物語は、全く関係無いと言っている
- 上海の店舗に電話して問い合わせると「チェーン店契約している」と言っている
- 著作権に詳しい専門家(中国人)に聞いてみた
- 「大江戸」は地域であってブランド名ではない
- 商標として中国で登録されているか確認する必要があるので
- 現時点では商標侵害とは判断できない
- しかし、日本の大江戸温泉物語のことを知らないわけはないので
- 故意に似通った名称、LOGOを許可無く使ったのであれば
- 明らかに「不正当競争」に当たると思われる
- もしチェーン店契約を結んでいるのであれば、文書をいますぐ出すべき
- 消費者保護委員会主任の汪氏も
- 「授権契約書をまず出し、合法性を証明すべき」
- 「もし証明できないなら、消費者へ(日本の大江戸温泉物語と)誤った認識させる」
と書いており、
まずは日本の大江戸温泉物語と締結した正式な授権契約文書を出すべき
と、記事を締めくくっています。
うん、まっとうな意見です。
さて、真相やいかに?