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日本にいながら中国から自社サイトへのアクセス、動作状況を確認する方法。アリババクラウドを使うよ。

中国人向けに商売をしている方で、日本または中国以外の国から

Webサイトを運用している人向けの記事です。

 

  

 

中国から自分のサイトがどう見えるか確認すべき

中国向けにWebマーケティングしている方は、

中国から自分の運営しているサイトがどのように表示されるか?

を見てみるべきと考えます。

 

なぜなら

中国から自社サイトへアクセスすると表示にめちゃくちゃ時間がかかる

中国から自社サイトへアクセスすると表示できない

という問題がが起こっている可能性があるからです。

 

なぜこのような問題が起こるのか? 

以下の理由が考えられます。

  1. 中国では使えないサービスを使っている
  2. 中国政府からグレートファイアウォールでブロックされている

2の場合は、もうどうしようも無いので解決のしようがありません。

厳密に言えばやり方はあるのですが、政府から睨まれているので、

対応策を実施しても、すぐにまたブロックされてしまうでしょう。

 

1の場合はWebサイトを編集、改変することで解決できます。

 

中国で使えないサービスの代表は

です。

 

これらのサービスがWebサイト上で使われていると、

一気に表示速度が遅くなったり、表示できなくなったりします。

 

例えば、

です。

 

特に4つめのjqueryは思わぬところでGoogle系サービスが使用されていることがあり、

更に<head>タグ部分に記述されることが多いので、

いつまでたっても中国ユーザーがページを開くことができない、

といったことが起こりえます。

 

どうやって日本にいながら、中国から自社サイトを見に行くのか?

結論から言うと、アリババクラウド(日本ではソフトバンククラウド)のアカウントを作り、リモートデスクトップを使って見ます。

以下やり方です。

 

STEP1:アリババクラウド(ソフトバンククラウド)への登録

下記へアクセスします。

 

jp.alibabacloud.com

 

以下の手順でアリババクラウド(ソフトバンククラウド)のアカウントを開設します。

1-1.アカウント登録をクリック

右上の赤枠にあるアカウント登録をクリック

 

1-2.情報を入力 

 

1-3.メールによる認証コードを入力

認証メールが送られてくるので、メールに記載されている番号を入力し認証します。

 

1-4.SMSによる認証

次に携帯電話にSMSが届くので、SMSに記載されている番号を入力し認証します。

 

1-5.プロファイルを入力

こんな画面に切り替わるので、プロファイルの更新をクリックし入力します。

 

1-6.クレジットカードの登録

必ずクレジットカードの登録が必要なので、登録します。

 

1-7.本人認証

クレジットカード登録が終わると、このような画面が出ます。

OKボタンをクリックすると

このような画面に切り替わります。

クレジットカード有効化のため、とか適当に文章を書いて、

身分証明書の写真をアップロードします。

私の場合、約10分程度で認証され、このようなメールが届きました。

 

1-8.3万円分のクーポンを受け取る 

ほぼおなじタイミングでこのようなメールが届きます。

3万円分の無料クーポンで、3万円分のアリババクラウドが使えます。

 

 

 

STEP2:アリババクラウド(ソフトバンククラウド)で中国サーバーを起動する

2-1.インスタンスを作成する

ログイン後、赤枠部分をクリックします。

Elastic Compute Serviceの部分です。

 

2-2.インスタンスをクリック

画面が切り替わったらインスタンスをクリックします。

 

2-3.インスタンスを作成をクリック

画面が切り替わったら、右側のインスタンスを作成をクリックします。

 

2-4.サーバーの設定

画面がこのように切り替わります。

次の要領で設定していきます。

a.パッケージ

エキスパート向けが青くなっているのを確認

 

b.価格モデルの選択

従量課金が青くなっているのを確認

 

c.データセンターのリージョンとゾーンの選択

中国北部1:青島

中国北部2:北京

中国北部3:張家口

中国東部1:杭州

中国東部2:上海

中国南部1:深セン

中国北部5:フフホト

の中から選択します。

ここでは中国東部1を選択しました。

 

d.インスタンスタイプの選択

あまり違いは無いようなので適当に選択します。

汎用タイプn1

4-core 8 GB

を選択しました。

 

e.ネットワークタイプの選択

これもあまり違いが無いので初期設定のまま。

ネットワーク帯域幅とピークだけ25Mbpsに設定。

 

f.オペレーティングシステムの選択

重要です。

Windows Sever のEnterpirse Edition Japanese Versionを選択しましょう。

 

g.ストレージの選択

初期設定の40GB。

 

h.セキュリティ設定

後で使うのでパスワードを設定し、メモしておいてください。

下記が注意点です。

パスワードは、8 ~ 30 文字の長さで、大文字、小文字、数字、特殊文字 ()`~!@#$%^&*-+=|{}[]:;'<>,.?/ のうち少なくとも 3 つを含む必要があります。

 

i.ユーザーデータ

デフォルトの【後で】のまま。

 

j.購入プラン

適当な名前をつけて下さい。

台数は1台で。

 

入力が終わったら。画面右下の「今すぐ購入」をクリック

 

画面が切り替わるので確定をクリックします。

 

2-4.コンソールからサーバー情報を取得する

画面が切り替わるのでコンソールをクリックします。

もう一度インスタンスをクリックします。

更に画面が変わるので、先ほどリージョンで選択した中国東部1をクリックします。

青枠部分にIPアドレスと記載があります。

(インターネット)と書いてある左にあるIPアドレスをコピーしておきます。

 

STEP3:リモートデスクトップを立ち上げる

3-1.リモートデスクトップを立ち上げます

 

3-2.IPアドレスを入力

先ほどコピーしたIPアドレスを入力して接続をクリックします。

 

3-3.パスワードを入力

先ほど設定したパスワードを入力します。

 

3-4.認証する

はい、をクリックします。

 

これでリモートデスクトップが立ち上がります。

 

STEP4:色々なブラウザを入れる

デフォルトではIEしか入っていません。

更にセキュリティが最高になっているので、アクセスするサイトで全ての

画像1つをダウンロードするのにいちいち認証を求めてきます。

これがめちゃくちゃ鬱陶しいのですが、最初はこまめに1個1個ダウンロードして下さい。

 

面倒なので次の手順でChromeなど、複数のブラウザをインストールしておいた方がよいです。

 

IEを立ち上げ

百度(Baidu.com)へアクセス

Chromeと検索

Chromeインストールページへアクセス

www.google.cn

の手順です。

 

 

文頭でGoogle系サービス一式は使えない、と申しましたがChromeは例外です。

https://www.google.cn/chrome/にアクセスすると表示されます。

下記は中国の環境で見た状態で、たしかに見られます。

 

実際、私の運営する中国サイトは75%がChromeからのアクセスです。

↓GAの地域別データ:中国からのアクセスが95%

 

↓GAのブラウザ別データ:PCからのアクセスはChromeが75%

 

最後にオススメの中国マーケティング会社を紹介

僕自身が中国の広告会社にいる時に、すごくお世話になった会社さんです。

別にお金もらってるわけではなく、本気で頼りになるのでオススメです。

lxr.co.jp

ここの社長さんは僕の1個上で、中国語も堪能。

Webの知識もかなり豊富なので、大概のことには応えてくれます。

愛想はよくないですが(笑)、腕は確かです。

中国マーケティングで困ったら、問合せしてみて下さい。

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