10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

アリペイとWechatペイ、どっちが使われているのか?その市場シェアは?

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インターネット決済、モバイル決済は日本でもフィンテック関連で話題ですが、

中国は日本より100歩くらい進んでいます。

 

www.china-b-japan.org

 

中国のそこらへんの個人商店、コンビニ、スーパー、飲食店などなど

あらゆるところでスマホでの支払いが可能になっています。

前、紹介したこんなお店でも、QRコードを使って支払いができるんですよ。

 

www.china-b-japan.org

 

中国で代表的なインターネット決済、モバイル決済といえば

  • アリペイ(支付宝)・・・Alibaba(阿里巴巴)が運営
  • Wechatペイ(微信支付)・・・Tencent(腾讯)が運営

の2つです。

 

どちらも便利で、急速に普及しているのですが、どちらが使われているのか?

その市場シェアはどれくらいなのか?

ニュース記事に出ていたので、シェアします。

 

結論はこの表が分かりやすいです。

記事から拝借しました。

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中国語なので、日本語に直したのが下記です。

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表左、TencentのWechatペイのシェア拡大がスゴイスピードですね。

 

もう少し記事の内容を見てみましょう。

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掻い摘んで書きますと

  • 易観国際というリサーチ会社の数値によって作った表である
  • 既にWehatユーザーはアリペイユーザーを大きく離しており
  • 市場シェアでも徐々に食っていることから
  • Tencent社はAlibaba社を覇者から引きずり落とした

と書いています。

 

しかしユーザーからのコメントにはこんな書込が。

微信紅包の金額がこの中に入ってるんだったら、単純に比較できない

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微信は小銭入れ、アリペイは家の財産が入ってる

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 紅包をもらうために微信使ってる。他は全部アリペイ。

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アリペイが正室、ちょっと不細工だけど。微信は側室、若くて綺麗。

この表現が馬雲(AlibabaのCEO)、馬化腾(TencentのCEO)を正しく表す。

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とまぁ、メインは今でもアリペイなのが主な意見でした。

 

コメントの中にでてくる、紅包というのは、お年玉みたいなものです。

旧正月(春節)に、おじいちゃん・おばあちゃんから孫へ配られたり、

上司から部下に配られたりするんですね。

インターネット決済・モバイル決済が出る前は、現金手渡しが基本だったのですが、

今では、微信で配られるのが主流になっています。

 

どんな使われ方をするのか?というとこんな感じです。

  • 微信ではグループチャットと呼ばれる、複数人が入ったチャットルームがある
  • 同僚どうしで情報共有するため、社員全員のグループがあったりする
  • 春節前になると、そのグループチャットの中で会社のトップが紅包を発信
  • 紅包ボタンを、それぞれの社員が押すと、小分けにして社員に配布される
  • 例えば1,000元を配ると、A社員は40元、B社員は28元、C社員は60元など
  • この分配金額は、どうやらシステムで自動的に決まっている模様

春節だけじゃなくて、ことあるごとに発信されるのが特徴。

たまに部下たちから、紅包発信せよというプレッシャーがある時がある。

 

↓このTweetもそれ笑

勝手に引用すみません。問題あったら削除します。

 

話を戻しますと、つまりこの紅包の送り合いに使われているのは、

主に微信となっていまして、もしこの紅包が市場シェアの中に含まれているのなら、

まぁそりゃ市場シェアが急に上がるよね、ということです。

 

ここらへんの記述が無いので、ちょっと記事の通りには受け取りづらいですね。

ただ、感覚的にはWechatペイのシェアが上がってきているのは、確実かと思います。

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コメント (3)
  1. Wechatでチャットしてみたい

  2. どちらでも使うほうがいいでしょう。

  3. daotian105 より:

    Wechatチャットさん
    そうですね。どっちも使った方が便利です。
    どっちも使えば中国で困ることは無いですね。

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