10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

これを読めば中国のモバイル事情が99%分かる「2016年 中国モバイル(スマホ)端末白書」-その2

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www.china-b-japan.org

 

のつづきです。

 

元データのリンクはこちら。

www.199it.com

黒文字は資料に記載されているポイントを事実を箇条書きにしたもの、

赤文字は僕のコメント・私見・補足事項で追記したものです。

 

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・アプリ種類別のユーザー規模ランキング。

・ユーザーが多い順番でSNS系、ゲーム、動画、理財金融系

 

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・スマホアプリのユーザー数が多い順番では江蘇省、広東省、浙江省

 

北京ですら4位、上海はトップ10にも入っていないんですね。

何と僕が住んでいる江蘇省が1位。

江蘇省は上海から近いし、人口も多い上に平均所得も高いので

スマホユーザーそのものが多いものと思われます。

 

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・ゲームアプリのユーザーが多いのは北京、広東省、天津の順

 

北京は暇人が多いのかな。

多分ですが、地下鉄出勤の人が多数いるから、時間を潰すために

ゲームアプリをインストールしている人が多いのかもしれません。

いや、そのロジックで言うと上海も多いな。

やっぱり北(北京)と南(広東省)は暇人が多いのでしょう。

 

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・2014年と比べてゲームアプリのリリース数は緩やかに

・放置系ゲームの伸びが高い

 

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・TOP50の人気ゲームが課金収入全体の半数以上を占める。

・2015年1月は52%だったのが12月には62%とますますこの傾向は強くなっている

・アクティブ率も同様の傾向

 

ゲームは特定アプリによる寡占化が進んでいる模様ですね。

 

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・カメラ系アプリのユーザー数が広東省、江蘇省の順

・TGI指数では海南省、吉林省、黒竜江省の順

・景勝地として有名で景色が美しいからカメラ系アプリユーザーが多い

 

TGI指数というのがどういうものなのか、調べたのですがよくわかりません。

Target Group Indexの略なんだそうですが、、、。

誰か教えて下さい。

 

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・2015年の1年でカメラ系アプリは88%アップ

・TOP4のアプリで市場全体の38%を占める

 

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・カメラアプリの種類としては「美化系」「共有系」「ショートムービー」「SNS」「ストック系」

・「美化系」が主流でアプリ数も多いが、どのアプリも機能の同質化が著しい

 

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・カメラアプリで有名なのは上記の通り。

 

有名なアプリのサイトリンク貼っておきます。

 

●美图秀秀

xiuxiu.meitu.com

このアプリはパソコン版もあって、昔からかなり有名。

そしてアプリなどのソフトだけではなく、カメラというハードも作ってます。

アンジェラベイビーもアンバサダーに使って・・・凄いお金かけてるなー。

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 アンジェラベイビーに関する記事はこちらです。スマホとは関係ない(汗)

www.china-b-japan.org

 

www.meitu.com

 

●美颜相机

meiyan.meitu.com

これも上と同じく美顔にできるアプリですね。

 

●美拍

www.meipai.com

ショートムービー系アプリです。

 

どれも有名なアプリなんですが、実はこの3アプリ、全部同じ会社から

リリースされてます。

アプリとしては寡占化進んでませんが、会社で見るとほぼ1社独占ですね。

 

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・理財金融アプリのユーザー数が多く更に、TGI指数が高いのも江蘇省

 

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・理財金融系アプリの数は2015年に79%アップ

・TOP4のアプリで市場全体の18%を占める

 

全く寡占化が進んでいないんですね。アリペイという巨頭がいるので、

もっと寡占化が進んでいるのかと思いました。

 

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・理財金融系の種類としては「理財」「証券」「保険」「銀行」「支払い」

・2015年の株式市場高騰により証券アプリのインストールが大きく伸びた

 

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・理財金融系の有名なアプリは上記の通り。

 

以下から参考資料で、2015年人気アプリリスト。

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以上、参考になったら幸いです。

その1は下記からどうぞ。

www.china-b-japan.org

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