Radikoは皆さん、ご存知ですか?
要はインターネット上で全国各地のラジオが聞ける、
というサービスです。
残念ながらぼくは中国にいるので、アクセスすると・・・
表示されてしまいます。残念。
でも、大丈夫。中国にはもっと面白いインターネットラジオがあるのです。
その名もヒマラヤFM(中国語では喜马拉雅FM)
RadikoはFMやAM局が放送している番組をインターネット上で視聴できるのに対して、
ヒマラヤFMは素人が音声データをアップすることができるところです。
つまり誰でもDJになれちゃう、というわけです。
会員登録するとこんな画面にアクセスできて、どうやら960分までは無料で
アップロードができるらしい。
こういうホラー系のコンテンツや
日本でいう落語または漫才のようなお笑いコンテンツ
鉄板の音楽コンテンツはもちろん
このような教育系コンテンツもあります。
この教育コンテンツの中には、日本の方でも分かるように言うと例えば
・ソフトバンク孫正義が語るビジネスの真髄
・東京大学経済学科教授の○○さんによる「日本経済の先行きについて」
といったコンテンツが無料で聞けるようになっています。
なかなか凄い。
あと面白い取組がこれです。
素人の中から朗読者を集めている模様。
Amazon参加のAudibleというサービスがありますよね。
これです。
恐らくヒマラヤFMも同じようなことを狙っているようで、
いきなりスターや有名人に朗読させるのではなく、素人の中から、
朗読者を募集しているようです。
詳細があまり書かれていないので分からないですが、多分こんな感じ。
①:素人に個人情報入力とテスト音読データを提供させ審査
②:書籍の版権を持っていて音声データ化したい人を集める
③:①と②をマッチングして音声データをヒマラヤFMへアップ
④:途中まで無料視聴させて、○分以降は課金する
⑤:課金されたお金はヒマラヤFM、①と②で分配する
これまで中国のオタクたちの間ではACG、つまり
A、アニメ
C、コミック
G、ゲーム
の3つがメインロードでしたが、今はこれにN
N、ノベル
が追加されたそうなので、このような自作ノベル系には需要があるかもしれません。
うまくハマれば、このヒマラヤFM伸びるかも。
と思っていたら、既に結構すごくて中国版Wikiで調べたところ
ユーザー数:2億
放送コンテンツ数:1,500万本以上
1日の視聴回数:5,000万回
2014年には1150万ドルの投資がされているみたい。
今後も楽しみなサービスです。