10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

百度の検索連動型広告で問題発生。百度の株価が大きく下落しています。

 

f:id:daotian105:20160503003635p:plain

 

百度の株価が7ポイントほど下落しています。

これは中国で報道されている「魏則西事件」によるものです。

 

魏則西事件の概要

魏則西は21歳の男性、西安電子科技大学に通う学生

・滑膜肉腫という癌にかかっていて、治療法を探していた

・百度で病名キーワードで検索し、検索結果に「武警北京总队第二医院」を見つけた

・この検索結果には病院が滑膜肉腫を80~90%治療可能と謳っていた

魏則西の家族は20万元(約400万円)を払って治療をしたが、亡くなった

・実は検索結果に出ていたのは検索連動型広告であり、80~90%も嘘だった

・この広告が出てこなければ魏則西はもっと適切な治療を受けられたかもしれない

・このような広告を掲載する百度のチェック/管理体制は如何なものか?

・「国家インターネット情報管理室(国家機関)」が百度の常駐して検査する←今ココ

という状況です。

 

百度の対応が悪かった

この事件が話題になり始めたころ、百度は公式Twitter(微博)で、以下の様な

発信をしました。

 

f:id:daotian105:20160503005202p:plain

http://weibo.com/2359359985/Dt4FxaIo2?from=page_1006062359359985_profile&wvr=6&mod=weibotime&type=comment#_rnd1462204345656

 

魏則西さんは病魔と2年も戦いその生涯を終えられました。

この事件を知った我々はすぐに魏則西さんのお父さんへ連絡し、

追悼の意をお伝えしました。

百度の検索連動型広告、及び武警北京总队第二医院の報道がされた後、

すぐに我々は検索結果についてチェックを行いました。

武警北京总队第二医院はれっきとした公立病院で通常の営業がなされており、法的には何の問題も無い病院です。

インターネットの健全性は参加する皆さんでつくり上げるものです。

我々も引き続き努力し、いかなる虚偽の情報や違法行為が横行しないよう邁進していきます。

 

 コメント的には普通なのですが、ネットユーザーからはコメントで

  • Googleを見習え
  • お前らの売上の1/3は医療関係だろ、ちゃんとやれよ
  • 半年くらい百度で働いてたけど、管理体制はボロボロだよ

 といった辛辣なコメントが目立っています。

 

まだまだ下がるだろうなぁ、株価。

関連記事
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です