10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

地下鉄/スポーツ/仕事から見る中国人に足りない意識。中国人と仕事をうまく仕事を進める方法についても考えてみた。

 

はじめに

上海の地下鉄、中国のスポーツ、仕事の問題、一見すると何ら関係の無い話題なので、

「一体、何の話がしたいのだ」と思われるかもしれませんが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

 

出勤時の上海地下鉄はカオス、戦争状態

毎朝、地下鉄2号線に乗って出勤をするのですが、毎日と言っていいほど

下記のような光景を見ることができます。

入り口付近で「押すな!押すな!」と誰か叫んでいる。中はめっちゃガラガラやのに。。。
入り口扉付近でガンとして動かない人がいて、乗車下車客のおしくら饅頭状態。
前の人に「次の駅で降りますか?」と聞いて、「降りない」と言われると場所を交代する。
すでにギュウギュウ詰めなので位置を変えようとするとこっちまで迷惑を被る。
下車が終わらない状態で乗車が始まり、入り口扉付近で押し合いが始まる。マジ戦争。

今朝も地下鉄静安寺駅で一人女性が降りたいのに降りられず、

次の南京西路まで強制乗車させられていました。

 

中国人に5人以上のスポーツは向いていない

中国で強いスポーツと言えば卓球。

あとテニスでも李娜という選手が有名です。

バスケットはアジア人で唯一のNBA選手「林書豪」が有名です。

サッカーは最近人気が出てきていますが、決してレベルは高くありません。

野球にいたっては人気もなく、テレビで放送されているのを見たこともありません。

 

色々考えたのですが、中国人に5人以上でやるスポーツは向いていない、

いや無理なんじゃないかと思います。

 

仕事上では情報が共有されない

決して全員ではないことを最初に申し上げておきますが、

抱えている仕事の情報共有は基本行われませんので、情報が入ってきません。

 

周りがやっている仕事、お願いした仕事の進捗や状況確認は、

こちらから情報を取りに行く必要があります。

 

例えば

・資料作成を依頼したが、出来たかどうかこちらから確認しないと一生上がってこない

・クライアントの同じ部署にいる違う2人の担当者から、同じような仕事を依頼されたが、

仕事を受けた社内2人が情報を共有しておらず、同じ仕事を重複してやっていた。

という具合です。

 

繰り返しますが、全員ではありません。優秀な中国人の方も多数います。

しかし日本で仕事をした経験と、中国で仕事をした経験を照らし合わせると、

仕事の効率は確実に、圧倒的に日本の方が高いです。

 

中国人に欠けている意識

全く関係のない地下鉄とスポーツの話ですが、この話しに共通していて、

僕が言いたいのは

「全体効率」「全体最適」の意識が中国人には決定的に足らない

ということなのです。

 

地下鉄の例で言えば、

降りる人が先、乗る人が後と言う風に、秩序を守れば効率が上がります。

入口付近にいる人も一旦外に出て、もう一度乗ればスムーズです。

全体効率が上がれば、電車の運行もスムーズになります。

結果的に自分も嫌な思いをしなくて済むし、出勤時間も短縮できて、ハッピーだらけです。

しかし、このような発想は恐らく中国人の中には出て来ません。

いや出て来ているのかもしれませんが、分かっていても「我」が勝ってしまい、

全体を最適化する行動が出来ないのだと思います。

 

サッカーの例では、中国人の友人の発言を紹介したいです。

中国人だけで構成された中国プロサッカーチームと日本の高校サッカー優勝チームが戦ったら、
日本の高校サッカーチームが勝つ。
なぜなら、中国人プレーヤーは全員がフォワード(FW)、全員がMVPを取りたがるから。

全体を管理するミッドフィルダー、守るディフェンダー、攻めるフォワードと個々の役割を果たし、

チーム全体としての力、強さを向上させる、ということに意識が働かないのだと思います。

 

仕事の例では、もう理由なんかありません。

情報を全体で共有することで効率が上がり、商売もうまくいって、給料が上がる

といった意識そのものが無い人が多いのだと思います。

 

では、どうするべきなのか?

地下鉄の場合は我慢するしかありません。

サッカーの場合は、別にどうでもいいです。

 

しかし仕事についてはよーく考えないといけません。

答えはまだありません。

 

評価制度や人事考課を修正できる職責にないので、抜本的な改善はできませんが、

日々の仕事の仕方や接し方を変えることで、改善させることもあると思っています。

 

具体的に「こうすればいい!」という答えがなく、もどかしいのですが、まずは

全体効率、全体最適の意識を繰り返し伝えること

をやりつつ、

「我」が強いことを利用して、全体最適を上げる方法

を模索していきたいと思います。

 

はてさて、どうなることやら。。。。

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