僕の奥さんは中国人で、子どもも半分中国人。
今、中国で仕事と生活をさせてもらっているので、中国のことが大好きですし感謝しています。
でも、常識が違うことでのストレスがあります。
その度に僕が頭の中で考えるのは
「あぁ、やっぱり中国は日本にはあと50年は勝てないな」
ということです。
まだ明確に言語化して、「何で」勝てないかということは言えないのですが、
もう全体的に勝てない、のです。
ちょっと愚痴入ってますが、「全体的」を少し細分化して説明します。
地下鉄・バス・タクシーに乗る
コンビニ、スーパーで物を買う
レストランでご飯を食べる
ホテルに泊まる
散歩する
車を運転する
病院にかかる
水を飲む
こんな当たり前の日常生活でいちいち小さなストレスが待ち受けています。
バスに乗れば運転が荒く何かに捕まってないと立ってられません。
タクシーに乗って行き先伝えても反応が無くて、伝わっているのかわかりません。
コンビニで物を買ってお釣りを渡される時、投げ捨てて渡されます。
レストランでご飯食べようと思ったらオペレーションがアホ過ぎてなかなか出てきません
ホテルにチェックインするとき、オペレーションがアホ過ぎて日本の100倍時間がかかります。
散歩する時、交通ルールを守らない輩に轢かれそうになります
車の運転も横入り、無理な左折で四六時中パッシングとクラクション鳴らさないと走られません
病院にかかったら先生は信用できませんし、オペレーションがアホすぎて日本の100倍時間がかかります
水は臭くて生水飲めません
こんな小さなストレスが積もり積もって、中国に馴染めない人たちは帰国していくんだろうなぁ。
もう暮らしやすさでは50年どころか200年かかっても日本には勝てないと思います。
日本にも社会的な常識が欠如している人がいます。
常識と表現すると違いますね、なんというか、基本的な礼儀というか人としての振る舞いです。
平均値で言うと、中国と日本では50年以上開きがあります。
車の窓から物を捨てるのは日常茶飯事
タンを道端に吐く
禁煙スペースでも普通に喫煙する(一度スタバでタバコ吸ってる強者がいて欧米人に怒られてた)
列に並ばず横入り
公共の場でも自分撮り
ご飯を食べるときくちゃくちゃ音をたてる
以上の行為は日本だけではなく、欧米諸国でもNG行為ですよね。
とは言え、母の話によると日本でも昔、上記のような行為が全部では無いにしろ、
日常的に見られていた、と言っていました。
母が小学校とか中学校って言ってから、やっぱり50年か60年は遅れてます。
中国はあらゆる所でアホなオペレーションが見られます。
でも書きましたが、あらゆる所でオペレーションに無駄がある。
日本の管理手法は優れていて、すごく効率的である。
これはやっぱり教育によるところが大きいと思う。
個々人の意識レベルが日本人と中国人で違うから、その差が社会全体でも大きくなっているのだと思う。
例えば具体的な例いうと、空港のセキュリティチェック。
日本人はセキュリティチェックを受ける時、自分の順番が近づくと、
荷物の中に入っているパソコンやタブレットを出し、上着も脱いだ状態で待機する。
なぜなら自分の順番が来た時に準備していては効率が悪いから。
大部分の中国人は違う。
前の人が検査員にパソコンを荷物から出すように指示されているのを目にしても、
事前に準備をしない。上着もそう。
自分の順番が来て検査員から指示されて初めてパソコンを出し、上着を脱ぐ。
余計に時間がかかり、列が長くなる。
多分、物事を効率的にしよう、という概念が極端に薄い。
だからずっと効率が上がらず、非効率なまま物事が進んでいくんだと思います。
恐らくこれも200年たっても日本には及ばないでしょう。
中国人の同僚とかに、こういう話(日本に負けてるとは言わない)をすると、
何回も耳にするのは
「中国は人口が多いから」
という反論でした。
しかしこの反論は何の答えにもなっていません。
効率が悪いのも、社会的・文化的な成熟度が低いのも、人口が多いから発生している問題ではありません。
人口の多さと非効率が比例する、なんて全くもってロジックが通っていません。
要は教育がダメなんだと思うのです。