2020年5月5日
中国の市場調査会社iResearchから2015年版の中国EC通販市場に関して
現状と傾向についてレポートが出ていたので共有します。
2015年、中国におけるEC通販で流通した金額は3.8兆元。
2014年から36.2%の伸長。
国家統計局の数値と突き合わせると中国での小売市場の中で、
EC通販が12.6%を占めるようになった。
2011年には0.8兆元だったのが、2015年には3.8兆元。
2018年には7.5兆元にまで達する予測です。
天猫が58%で圧倒的。
天猫はアリババが運営するBtoC型のECモールサイトですね。
天猫に続くサイトが京東で、22.9%となっていました。
多少のでこぼこはありますが、天猫が安定的に半分以上の市場を取ってます。
毎年第四四半期の市場シェアが高くなっているのは独身の日と呼ばれる
W11キャンペーンがあるからですね。
ほんの数年前まではBtoCサイト(水色)が市場の多くを占めていたのに、
2015年は初めてBtoCサイト(緑色)がシェア50%を超えるにまでに至ったのですね。
ちなみに今回のレポートにはありませんがBtoCサイトでも
アリババが運営する淘宝網が市場を独占しています。
ものすごい変化ですね・・・。
緑色がパソコンを利用したEC通販、青色がモバイル端末を利用したEC通販。
ものすごいスピードでスマホによる購入者が増えていることが分かります。
2015年、中国でEC通販の利用者数は4.1億人。
2011年の2倍以上になってますね。
2015年、1人あたりのEC通販に使う金額は9206.9元。
こちらも2011年と比較すると2倍以上にふくれています。
知らないのも結構あるなぁ。
勉強しなければ。