本題に入る前に
検索連動型広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して、
広告が表示される仕組みの広告です。
例えば、僕が中国語について学習したいと思った時に、
「中国語 学習方法」
「中国語 勉強方法」
といったキーワードで検索したとします。
すると、検索結果に、中国語教室の広告が出て来る、といった具合です。
中国の検索事情について
日本ではYahoo!、Googleが検索エンジン市場の大半を占めています。
中国では百度、360という検索エンジンが市場の大半を占めています。
同じように百度や360も検索連動型広告のサービスを提供しています。
今年起こった事件
以前に、こんな記事を書きました。
どんな問題か?は、記事を見て頂くとして、これをきっかけとして、
検索連動型広告周りもザワザワし始めたのが今年の夏。
で、年の瀬に入り、かなり規制が厳しくなっています。
どんなふうに厳しくなったのか?
今までは、めっちゃくちゃ割愛しますが、
- 広告主の営業許可証(登記簿謄本みたいなもの)
- 金
の2つが揃っていれば、広告を掲載することができました。
しかし、ここ最近になって
- ICP認証
- 広告主の営業許可証
- 金
の3つが必要になったのです。
中国のICP認証って何なのよ?
中国はご存知の通り社会主義です。
中国国内にサーバーを起き、サイトを公開する場合は、ICPと呼ばれる認証を
取得しないといけません。
これはつまり、言論規制をするためのものです。
で、「中国国内にサーバーを起き」とあるように、例えば香港や日本に
サーバーを置いている場合は、もちろん必要が無いわけです。
で、広告主の中には、日本のサーバーに中国語サイトを作っていたりして、
百度や360の検索連動型広告のリンク先として設定しているんです。
まとめ
- 百度が360が「ICP無いと広告掲載させない。強制終了!」と言っている
- 日本サーバーに中国語コンテンツを置いてる企業はICPが無い
- 広告が12月末を持って強制終了
という状況が発生しているのです。
ほんまにややこしい国ですわ。