日本でよく報道されるのが
「中国の不動産バブル、つい崩壊か!」
みたいな記事です。
僕は3年前に真剣に不動産を買おうと悩んだけど、このような報道に、
見事に感化されてしまい、買い控え。
今思えば、買っておけば・・・・と後悔するばかりです。
さて、昨日のニュースにこんなタイトルが。
「上海房价已连续两月环比下降」
「上海の不動産価格が2ヶ月連続で前月比を下回る」
記事をかいつまんで読みますと、以下の通りです。
- 立春になったが、上海の不動産マーケットはまだ冬眠状態
- 仲介会社の営業マン、去年は忙しくしていたが、今年はスマホで遊んでる
- 営業マネージャーはこう語った
- 「昨年対比で30%ほど営業成績が落ちています。」
- 「昨日もある売り主が450万元の売値を10万元下げると言ってきました」
- 「売りが先行しており、販売価格を下げないと売れない状況です」
- 「向かいにある不動産仲介会社は、最近閉店してしまいました」
- 2016年は政府による不動産市場引き締め政策が目立った
- 2016年11月28日に施行された「1軒目の家において、不動産価格の35%をローンではなく手持ちの現金で支払わなくてはならない」といった施策が特に厳しい
- 「2軒目についてはその比率を70%」としており、更に厳しいものだ
- 2017年1月、上海の中古不動産成約件数は9,401件
- この5年で最低の値となっている
これだけ読むと、また不動産バブルの崩壊だー!なんてことになりそうですが、
政府も狙ってやっているので、僕は楽観的な印象です。
地方都市は詳しく分かりませんが、上海、北京、広州、深センなどの1級都市、
あと江蘇省、浙江省などに点在する2級都市の不動産価格は、
これからの農村からの人口流入があると思うので、まだ堅調なのでは?と考えます。