テンセントが運営するWechat(微信)は中国を代表するスーパーアプリです。
月間アクティブユーザー数は10億人超え、中国人ならば誰もが使っているアプリです。
そんなWechat(微信)から直接、お医者さんへチャットし、問診を受けられるサービスが開始されました。
実際にどんさサービスなのか、見てみましょう。
Wechat(微信)の検索から「肚子疼(お腹が痛い)」と打ちます。
すると検索結果に「相关服务(関連するサービス)」という表記が現れます。
これをタップすると第三者サービスである下記3つの問診サービスを選択できます。
いずれもテンセントの資本が入っている、またはテンセントが運営している医療系サービスです。
これを先に進んでいくとこのような画面で遷移していきます。
左から関連するお医者さんの一覧、特定のお医者さんの概要(専門など)、更に詳細な情報、です。
真ん中の画像に「問診方式」というボタンが見えますが、ここから Wechat(微信) を経由して、ユーザー(患者)は医者へ相談ができます。
もちろん費用がかかるのですが、1回あたり68元、チャットではなく電話だと78元です。
もちろん決済はWechat(微信) で完結します。
私が中国にいたとき、中国人の同僚が病院に行くので休みたいと言うのです。
もちろんそれはいいのですが、午後から用事があったので午前休でなんとかならないか?と聞いたのですが、ちょっと分からない、というのです。
いやいや、通院の時間くらいコントロールできるだろう、と思ったのですが、どうやらそうではないのです。
まず挂号という整理券を取るのに朝早くから並び、それがうまく行っても先生の都合で時間通りに始まらない、といったことがままあるのです。
実際、嫁の通院に付き添ったことがありますが、まぁ効率が悪く中国の病院には行きたくないなぁと心に誓ったのでした。
もしちょっと熱っぽい、お腹が痛い、どこそこが痛いといった症状であれば、病院へ行き先生と話すのと、 Wechat(微信) で先生と話すのでは、内容はあまり変わりません。
であれば、あんなしんどい思いをするよりは、 Wechat(微信) で完結するサービスを利用したい、と思うのです。