中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

中国でカスタマーサービス(CS)を提供するならテンセントの企点(Qidian)で

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日本に帰国してからも、中国向けのマーケティングに従事しています。

今、中国のお客様向けにカスタマーサポート部門の立ち上げを担当しています。

 

カスタマーサポートで使われるツールは

・電話

・メール

・チャット

の3つです。

 

これらのツールを中国で用意するのに、

色々探した結果、テンセントが提供している企点(Qidian)というアプリケーションが

最適という結論にいたりました。

 

先日も中国へ出張に行った際に、テンセントの上海オフィスへお邪魔したのですが、

このデモを実際の画面で見せてもらうためでした。  

www.china-b-japan.org

 

日本企業も中国人向けに商売を行うことが増えています。

  • お客様からの問合せを受けたい
  • 一度買ってもらった商品をリセールしたい

といった企業のニーズに対応できるツールなので紹介します。 

 

企点(Qidian)とは何か

テンセントが提供する法人向けサービスアプリケーションです。

アプリケーションをカスタマーサポートのメンバーが使うPCへインストールすることで、

お客様がかけてきたフリーコールや、チャットにPCで受け答えができます。

アプリケーションのダウンロード先→腾讯企点 - 下载

 

チャットの種類

企点でできるチャットは大きく3つの種類があります。

  1. QQで受ける場合
  2. Wechat(微信)で受ける場合
  3. ブラウザチャットで受ける場合

中国においてチャットといえば、上記のQQWechatです。

いずれもテンセント社が運営するチャットツールです。

 

ものすごく大まかに言えば、

・QQはPC

・Wechatはスマホ

と考えれば良いです。

(QQはスマホ版がありますし、WechatもPC版アプリケーションがあります。)

 

顧客が問合せをし、企業がそれをどう受けるか流れを見てみましょう。

QQで受ける場合

QQで受ける場合、下記のようなフローです。

STEP1:企業はWebサイトなどに公式QQ番号のリンクを貼り付ける

STEP2:顧客はこのリンクをクリックして自分のQQを立ち上げる

STEP3:自動的にカスタマーサポートがアサインされる

STEP4:企業の企点(Qidian)と顧客のQQでチャットをする

 

Webサイト上にQQが自動で立ち上がるリンクを設けるという

STEP1について少し詳しく書きます。

 

企点(Qidian)の管理画面に入ると、QQリンクボタンを簡単に設定できる機能があります。

下記のように自社サイトURLを入力することで、実際に表示イメージを見ながら、どこにボタンを設置するか決められます。

 

↓管理画面にログインした後のQQリンク設定画面

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上のキャプチャでは赤枠部分が自分で設定できるボタンです。

保存ボタンを押すと、ソースが発行されるので、ソースを<body>タグ前に

設置すれば完了です。

 

またSTEP2の顧客側のQQが立ち上げ、は実際にQQを使っていないと、

イメージしづらいと思いますので、もう少し詳細を書きます。

 

下記へアクセスし、右側にある「售前咨询」というボタンをクリックしてみてください。

f:id:daotian105:20180731103730p:plain

腾讯企点 - 数字化全渠道客户沟通互动平台

 

もしQQがインストールされていたら、QQが立ち上がります。

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これで顧客側のPCにQQが立ち上がり、企業のカスタマーサポート(CS)の担当者へつながります。 

Wechat(微信)で受ける場合

Wechatで受ける場合、下記のようなフローです。

STEP1:企業は自社で運営するWechatと企点(Qidian)を連携させる

STEP2:企業はWechatのアカウントメニューに「問合せボタン」を設置

STEP3:顧客はこの問合せボタンをクリック

STEP4:自動的にカスタマーサポートがアサインされる

STEP5:企業の企点(Qidian)と顧客のWechatでチャットをする

 

STEP1の自社で運営するWechatとは微信公众号と呼ばれるものを指します。

微信公众号は企業としてアカウントを開く場合と、個人で開く場合があります。

注意が必要なのは個人として公众号を開いていると企点(Qidian)を連携できません

そのため必ず企業としてアカウントを開く必要があります。

つまり、中国語で认证(認証)があるアカウントである必要があります。

 

私の所属する会社も当初アカウントが個人として開設されていたため、企業として認証するステップを踏みました。企業として認証するためにはエンティティ(法的実体)、つまり営業許可書を持つ法人が必要です。

ただ運営母体と認証する会社が必ず同一でないといけないわけではないようなので、

中国に法人が無くても名前を誰かに借りればこの点はクリアできます。

 

認証するのに必要な手順と書類を整理しておきます。

 

1.登録する公众号のアカウント名

2.銀行名

3.銀行口座

4.営業許可証

5.営業許可証に乗っている法人代表人の身分証明書画像(裏表)

※外国人の場合はパスポートの顔写真があるページの写真

6.会社印鑑(微信公函という書類に押印する)

7.担当者名

8.担当者の身分証明書番号

9.担当者の携帯番号

10.担当者の固定電話番号

11.担当者のメールアドレス

 

・必要な手順

STEP1:ここから申請 微信公众平台

STEP2:少額の入金をテンセントへするように求められる

この際、必ず登録した銀行口座(上記3)から振込を行う。

これはこの会社は実体があるかどうかを確認するための手順。

STEP3:微信公函という書類が発行されるので会社印を押印しアップロード

STEP4:テンセント側で審査

STEP5:場合によっては担当者へ電話がかかってくる

STEP6:完了

 

自社で運営しているWechatアカウント(订阅号または服务号)と企点(Qidian)を

連携させ、更にWechatのメニューに問合せボタンをつけます。

顧客を自社のWechatアカウントにフォローさせ、この問合せボタンからチャットを始めることができます。

 

まとめるとこんな感じです。

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ブラウザチャットで受ける場合は、あまり使うケースがないと思うので割愛します。

 

その他テンセントの企点(Qidian)のすごいと思うところ

日本にいながらサポート業務ができる

チャットを受ける人は中国ではなく、日本にいても構いません。

 

中には中国語の話せる人材を日本国内で抱え、その人たちをサポート業務に

当たらせるといったニーズがあるかもしれません。

企点なら可能です。

 

中国のフリーダイヤル(400)とも連携できる

中国にもフリーダイヤルがあります。一般的には400で始まります。

この400番号を取得さえすれば、企点と連携させることで、企点上で電話を受けることができます。

もちろん企点の管理画面上でIVRの設定もできます。

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どれだけ架電があったのか、待っている人数なども一目瞭然です。

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ただ、この電話だけは中国国内でしか受けられません。

日本や中国国外に飛ばして、国外で受けるといったことはできません。

 

こちらから積極的に発信もできる

顧客から問合せ受けると、その情報は企点の中に蓄積されます。

例えば問合せを受けた際に、「この人はAという商品に興味がある」というタグ付けも行えます。

その後、Aという商品でキャンペーンがあったときに、このタグ付した顧客に向けて

こちらからQQやWechat上へキャンペーン告知ができます。

身体を高校生時レベルにまで引き戻す

 11月に沖縄で行われる自転車のレース、ツール・ド・おきなわに出ます。

www.china-b-japan.org

 

8月1日に申込も完了しています。

↓申込完了のメール

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これに向けて、トレーニングを6月から開始しています。

Stravaというトレーニングのログを残すことができるアプリを使っています。

定期的に皇居(約5km)を走っているのですが、そのログが残っています。

 

6月4日の記録

所要時間:30分57秒

1kmあたり:6分07秒

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7月10日の記録

所要時間:27分57秒

1kmあたり:5分31秒

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8月3日の記録

所要時間:22分43秒

1kmあたり:4分31秒

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6月から8月の2ヶ月で5kmのタイムを8分近く短縮できました。

徐々にではありますが、トレーニングの効果が出てきています。

 

体重もなかなか減らなかったのですが、MAX86kgだったのが、やっと減り始め

現在81kgに。

 

確か高校生の時の体重が72kg。

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僕は身長が182cmあるので、理想体重が高校生の時の体重。

そこまで減らせられれば、もっと速く長く走れる気がします。

あと8kg。

 

肥満は万病の大敵。

病気や怪我に人生を制限されたくないので、楽しみながら鍛えていきたい。

36kr Japanという中国テック系メディアに寄稿しました

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唐突ですが、36krの日本法人が運営するメディアに寄稿しました。

この記事です。

36kr.jp

 

きっかけは、この会社の社長をされている中島さんからのお声がけでした。

 

中島さんは下記記事の最後で紹介している

愛想は良くないが腕は確かな、と紹介している社長さんです。

www.china-b-japan.org

 

正直、36krという中国のメディアも今回、初めて知ったのですが、

取り扱われている内容が僕の好きそうな内容だったので、

僕も書いてみたいなぁと思い、初めて寄稿ということをやらせてもらいました。

 

中国はスピードが速いので積極的に情報を取らないと、浦島太郎状態に。

僕も日本に帰国して1年以上たっているので、積極的にニュースを読んだり、

知り合いに聞いて情報を取らないと。

 

ということで、36krJapanをよろしくおねがいします。

36kr.jp

2018年_7月ブログ運営報告

2018年7月に書いた記事数

5

 

2018年7月のPV

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34,018

 

アクセスの多かった記事BEST5

1位

www.china-b-japan.org

 

2位

 

www.china-b-japan.org

  

3位 

www.china-b-japan.org

4位

www.china-b-japan.org

 

5位

www.china-b-japan.org

 

2018年8月の目標

 

ブログもゆるく書くが

・家族

・仕事

・英語

・スポーツ

にも集中。

中国の電気自動車メーカーBYDで11億元にも及ぶ大詐欺事件が発生

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BYDは中国語で比亚迪,中国の電気自動車メーカー、香港市場に上場していて中国でも有望株な会社です。

ワールドビジネスサテライトでも取り扱われていました。

txbiz.tv-tokyo.co.jp

 

そんなBYDで11億元(約181億円)にも及ぶ詐欺事件が発生して、話題になっています。

 

ことの顛末はこうです。

 

7月4日

BYDの公式サイトで150文字のリリースが掲載される。

内容は下記のようなもの。

弊社社員でも無い者が弊社社員を騙(かた)り、会社印を乱用してマーケティング活動を行った。

弊社は警察へ通報し、首謀者である李娟はすでに警察に拘束され捜査されている。

↓リリースのリンク先

http://www.byd.com/sites/byd/news/07/04/2018/%E5%A3%B0%E6%98%8E

 

7月12日

BYDの公式サイトで更にリリースが掲載される。

「关于李娟等人冒用比亚迪名义开展相关业务的声明:李娟らがBYDの名義で行った業務に関する声明」

このリリースでは

・李娟という者が「上海BYD電動自動車有限公司」のマーケティング部責任者を騙った

・@byd.comに似た@sh-byd.comというメールアドレスを利用

・BYDの会社印を偽造

・BYDの名義で多くの会社とマーケティング活動の契約を締結

・しかし、これらはBYDの知るところではない

・BYDも被害者である

↓実際に発信されたリリースの全文

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この業務を請け負っていた広告会社の一つ「上海竞智广告有限公司」によると

・李娟からの発注は3年前から発生している

・発注先のベンダーは25社以上

・わかっているだけで11億元の発注額にも及ぶ

・支払いが滞っているものも多数ある

と記者に語っている。

 

 

 

7月16日朝

業務を請け負ったいくつかの広告会社が

「BYDが3年もの間、知らなかったわけでがない」

と語り始める。

 

その理由として

・全国で試乗会を行っており、ご当地のディーラーもとても協力的であった

(本部からの指示がなければディーラーが広告会社に協力するはずが無い)

 

・小規模な全国で行われる車の展示会に何度も参加した。主催者側はBYD本部とコミュニケーションをしたあとに、広告会社へ連絡してきている。

(多分、何かしらのエビデンスが残っている)

 

・2018年6月、上海雨鸿文化传播有限公司という広告会社の総監(部門長)汪晓婷は、

詐欺の首謀者とされている李娟と一緒にBYDの深セン本部へ赴いている。

その際に、BYDの営業社員である何宏雨、牟晓萌、孙斯闻の3名が2018年上半期の

上海における広告活動に関する契約にサインをした。

 

 

・上海雨鸿文化传播有限公司は李娟(詐欺の首謀者)を通じてサッカークラブアーセナルとの契約を行い、BYDのPR部門部門長の长李巍がサイン式典に参加した。

↓契約書の写し

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↓サイン式典の写真

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↓広告会社が提供したアーセナルとの契約に関するメールやり取りのコピー

李娟(詐欺の首謀者)の他、中国以外にあるBYD支部の人のメールアドレスも入っている。

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広告会社の担当者は語る。

「李娟(詐欺の首謀者)に業務を獲得するために袖の下を渡したことは無い」

つまり李娟は個人的な利益を得ていたわけではないので、

なぜ李娟がこのような行為を行ったのかは不明。

 

ただ、いくつかの記事を眺めているに

・BYD本部、というか本部の一部の悪い人間はこのことを知っていたはず

・実際、李娟を表立ってマーケティング業務に当たらせていたはず

・BYD内部の社員たちがでマーケティング費用を中抜きしていたのではないか

という構図が読み取れました。

 

さて、BYDは香港証券取引所にも上場している上場会社。

どのようにこれを乗り切るのか?