中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

上海で働く外国人の社会保険(厚生年金や国民健康保険など)事情

 

上海で働く私にとって気になるニュースがあったのでご紹介します。

中国、外国人の社会保険加入義務付け

中国政府が、7月1日から施行する社会保険法で、外国人就労者に対して社会保険への加入を義務付けたのにともなって 中国ではたらく日本人駐在員及び現地採用にも社会保険の加入が要求される。 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110615/mca1106150501002-n1.htm

私は駐在ではなく現地採用として、こちらで働かせて頂いています。 自分で選んだ道ですので不満はありませんが、給与は日本でサラリーマンをしていた時のおよそ45%程度。 また国民健康保険、厚生年金といった保険・年金関連は支払えていません。

これは海外にいるので物理的に支払いが難しいということと、日本の雇用ではないためこのような社会保険の費用は個人で 全額負担せねばならず、とてもではありませんが支払うことができないからです。

ただやはり将来が不安なので、基礎年金(国民年金)は日本の口座に置いてきた少ないお金から切り崩して、 両親に支払いをしてもらっています。

じゃぁ病気やケガをして医療費が発生した場合はどうなるかというと、海外旅行保険でまかないます。 こちらは会社で負担してもらっていて、病院への検査、通院、投薬などキャッシュレスで受けることができます。

さて、上記のニュースが出てきた時「これで将来の不安が少しは軽減されるかな?」と思ったのです。 何なら「これから発展する中国において、且つ中国元で年金を運用してくれたら、めっちゃ得になるんじゃ?!」なんてことまで考えたのですが、 実はそうでもなさそうでした。

まず手取りが大きく減ります。 今、会社から頂いている給料は額面≒手取りの状態です。 なぜなら所得税しか控除されないからです。

もし社会保険の分が控除されると、恐らく額面から20%~25%程度引かれてしまいます。 これは非常に痛い。。。。。

この個人が負担する社会保険には

  • 養老年金
  • 医療保険
  • 失業保険
  • 住宅購入積立金

の4つが含まれています。

養老年金は、恐らく日本でいう国民年金。 これが厄介で日本と中国で年金に関する協定が締結されておらず、中国で年金を支払っても 日本の年金支払いに加算がされない状況になっています。。。。

次に医療保険は、日本でいう国民健康保険。 この医療保険も先ほどご紹介した海外旅行保険に比べたら全く低レベル。 正直、必要ありません。

失業保険は、日本でも同じですね。 これも失業したら中国の就業ビザが取れず、中国にいることすらできません。 結果、保険料は支払っているのに、保険金を受け取ることは一生ありません。 取られっぱなしです。。。。

最後に住宅購入積立金。 これは日本には無い制度です。 住宅を購入する積立金として会社、個人が折半して国に納めます。 この社会保険は是非参加したい(笑)

とにかく、中国の社会保険制度、中国で働く現地採用の人にとって良い方向に転ぶことを期待します。