中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

上海市は中国の金融開放政策を先行して行う都市に、まずはこの6つの面から試行

f:id:daotian105:20180514094320p:plain

 

5月13日に上海市金融工作委員会が金融政策の開放に向けて行う実験的施策について紹介。

その記事がアップされていたので紹介します。

 

  • 5月13日、上海金融オフィスは対外的に開放する金融施策について紹介
  • 上海市政府の要求、中国人民銀行易綱頭取の方針に従い上海市は先行して金融開放政策を実験的に行う
  • 上海市は全国でも対外開放政策の先駆けである。
  • 現在、株、債権、先物、通貨、外貨、ゴールド、保険などを集約
  • 2017年上海の金融市場は1,428兆人民元
  • 直接投資は7.6兆人民元で、全国の直接投資の85%以上を占める
  • 外資系金融機関が上海で各種免許を取得している比率も30%である(つまり外資系企業が金融系業務で何か免許を取る場合、上海でまずは免許を取る)
  • 近く上海は以下、6つの方面で先行して実験的施策を行う
  1. 銀行業務の開放
  2. 証券業務の開放
  3. 保険業務の開放
  4. 金融市場全体の開放
  5. FT(FreeTrade)口座の機能/使用範囲の拡大
  6. 決済カード会社の進出を開放

 

1.銀行業務の開放

外国の銀行が上海に同時に支店開設を許可

商業銀行が上海に銀行を設立する際に外資の資本持分比率を制限しない

 

2.証券業務の開放

上海に外資系会社が実質支配者の証券、ファンド、先物会社の設立をサポートし、

仲介やコンサルティング業務の実施を許可する。

5月3日、UBSが中国証券監督局に51%の資本比率を持つ会社設立を申請

5月8日、野村證券が同じく51%の資本比率を持つ会社設立を申請

近日、モルガン・スタンレーも同じ申請を上げる予定。

 

3.保険業務の開放

外資系保険会社の営業範囲の拡大、上海における保険代理業務、サーベイ業務、

外資系資本が実質的支配者の保険会社設立をサポートする。

 

4.金融市場全体の開放

外国の投資家が上海証券市場へ参加することをサポート。

外国のスタートアップ企業が上海でCDR(Chinese Depositary Receipts)の発行が可能

年内に「上海ロンドン通」を開通、パンダ債権の規模拡大

 

CDRについて

jp.techcrunch.com

 

5.FTアカウントの機能と範囲拡大

FTアカウントとはFreeTradeアカウントのこと。

自由貿易試験区での実施がされている特例。

色々書いていたのですが、つまりこのFTアカウントは中国国外と中国国内の

通貨のやり取りをスムーズに行えるようになる模様。

人民元を国際的な通貨にしたいという戦略。

 

6.決済カード会社の進出を開放

3月21日、人民銀行は海外の企業による決済サービスの提供を奨励する旨を発表。

5月2日ワールドファースト(World First)は人民銀行に第三者決済サービス提供に関する

資料を提出。

ワールドファースト(World First)はイギリスに本社のある外貨両替サービス会社、

近年中国では越境ECが急速に成長しており、中国の越境EC業者に国際送金サービスを提供する。

 

ワールドファースト(World First)社のサイト

www.worldfirst.com

 

まとめ

中国は金融政策を過去に例を見ないスピードで加速させています。

製造業では日本企業を駆逐し始めています。toyokeizai.net

海外からの資本を積極的に取り入れることで、研究/学び、

そして世界に通用する金融立国になるかもしれません。

これまではアメリカウォール街、イギリスのシティ、日本の東京が3大市場でしたが、

あと数年のうちに中国上海がこれらを上回るかもしれません。