北京市人力資源・社会保障局は 15日、今年第1四半期(1〜3月)の求職者数 21 万 2,508 件のうち
内定を得られた人は5万 7,067 人で、求人倍率は 0.27 倍だったと発表した。
業種別ではホテルや飲食業などサービス関連の求人数が前年同期比41.9%減の1万 7,679 人。
「倹約令」による高級ホテルや高級レストランなどの不振が求人数激減に直結した。
失業者数は前年同期比 21.9%減、12 年第4四半期( 10〜 12 月)比27.3%減の2万 2,224 人だった。
先日、新しく入社してきた王君。23歳。
大学を卒業したばかりで社会人経験はほとんどありませんが、弊社が2社目。
1社目は毎日毎日朝の3時-4時まで残業がある不動産業界、そこから転職してきました。
彼と少しじっくり話す機会があったので話をしてみると
という状況らしいです。
彼のような90年代生まれの子たちは就職できないのが80%、運良く就職できても給料が低すぎて、
結局都市部で生活できず実家に帰る、ということになっているようです。
彼いわく
「このままでは上海から90後(90年大生まれの子たち)がいなくなる」
と言っていました。
恐らく90年代生まれの子たちの中では
「どうせ就職できないし、就職したとしても安月給だから自分でやろう」
という人たちが出てくるのではないか、と思っています。
70年代、80年代は比較的経済発展の恩恵を受けることができたため、
どちらかというとハングリーさに欠ける傾向にあるそうですが、
その揺り戻しが90年代生まれに来るのではないか、と予想しています。
がしかし・・・・こんなニュースも
社科文献出版社が8日に出版した「中国青年発展報告2013」によると、ざっと概算して、
北京には約16万人の「蟻族」(大学卒業後も満足な職につけずに集団で住む若者)が大学周辺や流動人口が集中して居住するエリアで暮らしているという。
こうした「蟻族」の平均月収は4133元で、居住面積が10平方メートル以下のものが7割近くを占める。
調査結果では、「蟻族」の平均月収は4133元で、市全体の従業員月収平均4672元(2011年度)を下回り、その差は539元となっている。
また「蟻族」の居住環境の条件は劣悪で、1人あたり居住面積が「10平方メートル以下」のものが67.8%を占め、
平均面積は6.4平方メートル、平均賃貸料は518元だ。
蟻族の生活がどのようなものか・・・・
大手求人サイトの智聯招聘がこのほど発表した大学卒業生の就職に関する今年度の調査によると、
卒業生の平均月収は上海市の 4,859 元(約7万 5,000 円)が全国1位。
国内 28 都市で調査を実施した。
2位以下の平均月収は
◇北京市:4,746元
◇深セン市:4,494 元
◇広州市:4,013 元
◇浙江省杭州市:4,008 元
◇福建省厦門市:3,919 元
◇江蘇省南京市:3,545 元
◇遼寧省大連市:3,409 元
◇浙江省寧波市:3,406 元
◇江蘇省蘇州市:3,121 元
――の順。
最も低かったのは黒竜江省ハルビン市の 2,119 元だった。
ただこれらの月収が初任給か、税込みなのかなどの詳細は明らかにしていない。
希望する就職先で最も人気なのは国有企業。
例えば上海市では国有企業での募集1人に対して平均 162人が応募した計算。
民間企業は募集1人に平均 63 人が応募したことになるという。
今年は大学卒業生が過去最も多い年で、卒業生の就職難が広がっているとされる。
解放日報によると、卒業生 699 万人のうち、今年5月までに就職先を見つけたのは全体の3割。
中でも長江デルタや珠江デルタで就職の競争が激化しているという。
本当に新卒採用市場、ヤバイことになっています。。。。