中国の地下鉄、バス、空港、新幹線などを含む公共交通機関のサービスは、
恐らく世界でも類を見ないぐらい悪いです。
なぜか?
社会主義よろしく、彼らの雇い主はいわば中華人民共和国そのもの。
そして競合もいないため、サービスを向上しなくても淘汰されません。
しかしながら末端で働く彼ら彼女の給料は安定すれど決して高くないでしょう。
だから、
「なんで高くない給料なのに、顧客のためにサービスしなきゃならないの?」
なんていう考えなのでしょう。
世の中には様々な業種、職種があります。
金融、流通、通信、サービス、製造、営業、事務、ごちゃごちゃですが、色々あります。
それぞれが、それぞれの社会的役割を果たし、価値を生み、その労働対価として給与を受け取っています。
それぞれの仕事の意義がある、そう思っていました。
しかしながら、上海の公共交通機関である仕事をしている人だけはどうしても意義があるように思えないのです。
それは・・・・・
上海の地下鉄、新幹線の駅に入る際にはベルトコンベアに荷物を載せて、
荷物の中が透ける機械を通さないといけません。
また空港にあるような鉄を感知するであろう門みたいなのもくぐらないといけません。
旅行で来られた方が見ると
「おお、中国では地下鉄や新幹線に乗るのにも、空港並のセキュリティがあるのか。これは安心だ。」
なんて思うかもしれません。
しかし、これ・・・・・
まったく意味を無していないのです。
荷物チェックではなく同僚とおのおしゃべりに集中
鉄のチェックはちょっと撫でる程度。1秒で終わる。
セキュリティがユルユルなので、安全性は工場していないばかりか、
入り口を小さくし、余計な時間がかかり、効率が下がっているので、
本当に意味の無い仕事だと思うのです。
これをなくせば、多分運賃もっと下げられると思うんだけどなぁ。