小米(xiao mi)とは中国で急激にスマホのシェアを伸ばしているスマホメーカーです。
詳しくはここらへんを参考にしてください。
中国のジョブズ、北京小米CEO雷軍氏の素顔 | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
小米の参考記事@東洋経済
今回言いたいのは
①「小米(シャオミ)」はただのスマホメーカーではない
②世界中の家電ブランドを駆逐する可能性を秘めている
③TOYOTAも小米(シャオミ)を脅威として捉えるべき
の3点です。
まず「①「小米(シャオミ)」はただのスマホメーカーではない」についてです。
「小米(シャオミ)」が作っている広い意味での家電製品は以下の通りです。
もはやスマホメーカーではなく、総合家電メーカーになりつつあるんです。
昨日から、「GO-Pro」のガチンコで競合する商品が発売されましたが、既に品切れ状態で買えません。
普通に欲しい・・・・。
次に②世界中の家電ブランドを駆逐する可能性を秘めているについて
小米(シャオミ)のビジネスモデルは単純明快で且つ最強です。
世の中で売れている家電製品を探す
↓
基本機能を真似しつつ、デザイン(外観)をシンプルでかっこ良くする
※小米(シャオミ)は世界中からプロダクトデザイナーを引き抜いている!日本人もいる!
実はここで紹介されている日本人プロダクトデザイナーは小米に引きぬかれました。
↓
開発費、人件費を極力かけずに生産
※小米(シャオミ)の製品は全てOEM生産で自社工場は無い
↓
マーケティング費用をかけずに安価で販売
※小米(シャオミ)の商品は店舗にはほぼ並ばず、自社サイトでの販売が大半。
これによって
商品を大量に提供しています。
最初はAppleのiPhoneでこのモデルを構築しましたが、
①で書いた通り、他の家電製品にもヨコ展開しているわけです。
ガラケー時代、スマホ時代も含めて、ほんの3年位までは、中国においてSAMSUNGが高シェアを確保していました。
モバイル端末を使いこなすのはいつの時代も若者です。
例えば大学生時代にSAMSUNGのガラケーを使っていた人が、就職・結婚を迎え
「さぁ洗濯機や冷蔵庫を買おう」といった時に、長年触れてきたSAMSUNGブランドをまず想起するということは容易に想像できます。
モバイル端末で若者の支持を得ることで、将来の家電販売につながっていた一面もあると思います。
この点、やはり小米(シャオミ)は”絶妙”としか表現のしようがありません。
スマホから若者の支持を得ることで、将来の家電販売(しかも安価!)につなげることができると考えられます。
中国には日本家電ブランド、欧米家電ブランド、そして中国ローカルブランドが凌ぎを削っていますが、
小米(シャオミ)はこれらの家電ブランドを将来、コテンパに駆逐してしまう可能性を秘めていると思います。
さて、最後に「③TOYOTAも小米(シャオミ)を脅威として捉えるべき」です。
2014年深センでのIT関連イベントで、小米の社長、雷軍氏は、
2015年にある中国の車メーカーと組んで電気自動車を作る計画がある。
と語りました。
まだどこのブランドとは発表されていませんが、中国国産ブランドBYDと言われています。
小米お得意のかっこいいデザインで、且つ格安の車を作られたら・・・・
世界のTOYOTAも小米(シャオミ)を強力なライバルとして捉えるべきです。
ひょっとしたら10年後、世界の車市場で小米(シャオミ)がNo.1になっている可能性も否定できないのです。