プロフィールでも書いている通り、僕は以前リスティング広告専業の会社に所属していました。
営業もやりながら、結構細かい運用(キーワードや広告文、LPの調整など)をしていたので、
一般的な広告マンより、Web広告に明るいという自負があります。
で、中国では総合広告代理店に勤務しているわけですが、
中国でもWeb広告、とくにダイレクト系のWeb広告が徐々に盛り上がってきているわけです。
そんな中で今実際に運用している中国最大級のDSP、「MediaV」を紹介したいと思います。
DSPについて知らない人は以下を参照。
ASCII.jp:ディスプレイ広告を効率化する「DSP」とは|3分でわかるWebトレンドキーワード
ここがMediaVの公式サービス紹介サイトです。
MediaV DSP:中国首家面向全行业的自助式实时竞价(RTB)平台
パララックスでサイトが作られていて、なんかオシャレでしょ?
まずは公式サイトに書かれている特徴をざーっと紹介します。
なぜか中国ではIMPのことPVと書いたりしています。
まぁ要は表示回数のことだと思うので、IMPです。
MediaVは色々なネットワークとつながっているので、1日50億PVは固いとのこと。
ちょっと古い情報なので、今はもっとあるかもしれません。
リタゲできます。
地域、性別、年齢はもちろん、興味でもターゲティングできます。
実際に使ってみて、確かにターゲティング機能は優れてると思う。
今運用しているサイト、そんなにサイトが良いとはいえないけどCVRが0.13%もある。
ちなみに単価は安くなく1つの注文当りで17,000円くらい。
これでCVR0.13%は悪くない数字ですよね。
管理画面上にフォーマットがあって、簡単にCTRの高いクリエイティブが作れます。
まだ利用したことはありませんが。
中国のサービスって基本的に使い勝手が悪い印象だったのですが、
MediaVの管理画面はかなり使い勝手良い。
ひょっとしたらGoogleAdWordsの管理画面より使いやすいかも。
タグが何種類かあるんですが、CVタグをちょこっと修正して入れるだけで、
売上、発注ナンバーまで引き継いでくれるから、クライアントにも効果を証明しやすいです。
●月●日の注文ナンバーXXXXXで980元売れてるのは、MediaVからですよ、
なんて言えるので。
リタゲと新規誘導でキャンペーンを分けて登録しているので、
キャンペーン別にCVを見られるんですが、今のCVのうち約80%がリタゲから発生。
もう少しクリエイティブに違いをつけたら、もっと違いでるかな。
中国のネット通販は日本と違って、
・淘宝網
・天猫
・京東
などのプラットフォームのシェアが圧倒的。
日本みたいに自社ECサイト立ち上げても、あんまり売れないんです。
で、こういうプラットフォームってタグを入れさせてくれないんです。
なのでCVも測れないし、リタゲもできない。
という状況だったんですが、結構前にこれも解決されました。
これを使えばリタゲも広告効果計測もできます。
出稿するには中国の営業許可書や商標登録などが必要なので、
中国に法人がないサイトは出稿できません。