中国は春節(旧正月)真っ盛りで、中国全体が正月休みに入っています。
日本の年越しは12月31日から1月1日にかけてと毎年同じですが、
中国の場合は旧暦で動いているため毎年変わります。
今年の大晦日は2月2日、正月は2月3日でした。
旧正月になると皆、実家に帰り家族で新年を迎えます。
私の会社でも少し早めに休みをとり実家に帰った人もいます。
中国人の方で電車で17時間かけて実家に帰る方もいらっしゃいました・・・。
僕も今、奥さんの実家に帰って、親戚の方々とお食事などをご一緒させて頂きました。
さて、この年末年始を中国の方がどのように過ごすのか、ちょっと紹介したいと思います。
中国にも日本でいう紅白歌合戦的な番組があります。
「兔年春节联双晚会」というのがそれです。
今年はウサギ年なのでこういう名前なのでしょう。
中国中央電視台(CCTV:日本でいうNHKのようなもの)で放送されていて、どのチャンネルを回しても
2月2日大晦日の晩は、これが放送されていました。
「2011年央视春晚 – 优酷娱乐 – 优酷视频」(中国動画サイト「優酷」)
紅白歌合戦と違って、歌だけではなく、漫才やコント、ちょっとした舞台、
少数民族による舞踏などといった演目がされていました。
ちなみにトップバッターは「天藍藍」という歌を歌われた「宋祖英」さん。
いわゆる中国の歌い方なのですが、めちゃくちゃうまいです。。。
曲調もかなり荘厳で、感動してしまいました。
でも前国家主席の愛人だそうです(笑)
春節には大量に爆竹が鳴らされます。
ちょっとフライングして1月末にも深夜2時頃に爆竹を鳴らされ、叩き起こされたりもしました。
年が明ける瞬間がMAXみたいなのですが、その様子をニュースで放送していて、
本当に戦争みたいでした(笑)
ニュースは北京市内の様子を映していて、そこら中で爆竹の光がピカピカと光っています。
音も互いに共鳴して轟音と化していて、その様子はまさに戦争。。。
オチもあって、爆竹によって北京市内では火事が160件くらい起こったそうです。
『やめたらええのに』と思ったのですが、日本にも訳のわからん風習ありますからね。
中国では春節の時に故郷に帰ります。
一説によるとこの春節期間中に中国国内を移動する人は28億人にも達するとか・・・。
確かに1月末頃には上海にたくさんの人たちがいたのですが、2月に入った瞬間ぱったり。
地下鉄も余裕で乗れますし、街にも人がいません。
これは、上海や蘇州、おそらく北京でも、都会に出稼ぎに来ている人達が故郷に帰るからです。
さて、故郷に帰るにはお土産代金や交通費がかさむためどうしてもお金が必要になります。
田舎から出稼ぎに出てこられている方全員ではなく、ごく一部の人達がそのお金を工面するため、
スリやひったくりといった犯罪行為に走るようです。
奥さん含め、中国人の方にしきりに「年末はスリが多いから気をつけろ」と忠告されました。