2020年1月27日
先日、Tencentと長安汽車が提携した記事を書きました。
ほぼ同じタイミングで、アリババと上海汽車集団が戦略提携を発表。
アリババとTencentは同じビジネス領域でバッチバチに戦っています。
恐ろしいのは、両者とも時価総額がトヨタの2倍以上。
こんな大きな規模なのに、ものすごいスピードで事業を推進しています。
さて、このアリババと上海汽車集団の提携はどんな内容だったのでしょうか。
私自身も知らないことがいっぱいあったので、調べながら描きます。
まず斑马(Banma)という企業について説明しなければなりません。
一言で言えば、「車用のOSを開発、提供している会社」のようです。
アリババと上海汽車が2015年に共同出資して作った会社です。
アリババが提供しているクラウド、地図、EC、決済サービスなどなど、
様々なサービスを統合して車用のOSを作ってる?そんな感じだと思います。
このAliOSをベースとしながら、車用のOSをYUN OSと呼称しているようです。
今回の発表では、この斑马(Banma)資本構成を変更し、アリババが筆頭株主になるようです。
また徐々にこのOSを様々な業界へ展開していく、としています。
このYUN OSでは
などなどができるそうです。
日本とは規制が違うのでそのままはできないかもしれませんが、将来もしかしたら
日本メーカーの車にもこのYUN OSが搭載される日がくるかもしれません。