この記事で
・中国人の平均年収はまだまだ日本人の平均年収には及ばないけれど
・中国人の一部の中間層を切り取れば、余裕で日本人を超えている
という話を書きました。
そして、コメント欄に
・僕が書いている中国人の平均年収推移は「可処分所得」の推移である
・だから日本人との平均年収の差は実はもっと狭い
という指摘を受けました。
で、もう一度上海統計局の数字を確認したところ、ご指摘どおり
僕の数値が間違っていたので、ここに訂正記事を書きます。
下記は上海統計局から発表されている給与所得の推移です。
2014年には上海の年間平均給与所得は65,417元になっています。
先日書いた記事と同じく、2015年12月のレートが1元=約19円で計算すると、
65,417元×19円=約124.3万円となります。
前の記事と同じく、下記のサイトで見てみると
日本人のサラリーマンの平均年収は415万円(2014年)でしたので、
415万÷124万=約3.3。
日本人は中国人の3.3倍、給料をもらっていることになります。
前の記事では、中国人の可処分所得と日本人の給与所得を比較していたので、
その差が4倍になっていました。
すみませんでした。
ご指摘、ありがとうございました。
ただ、やはり前の記事と結論は変わりません。
見かけ上の収入には3.3倍もの差があり、日本のサラリーマンの方が
経済的に豊かに見えますが、実際は中国人とくに都市部に住むサラリーマンの方が
余裕で経済的に豊かなのです。
この記事も所得が可処分所得であることを前提に読んで頂ければ幸いです。
※注意
上記のデータは上海の給与所得データです。従って、中国全体で均(なら)すと、
平均給与所得はもっと低くなります。
なぜなら上海市は中国で最も高所得な地域だからです。
都市部の話をしたいなら都市部同士で比較したらいかが?
なぜ違う土俵で比較するのか。
としぶさん
こめんと、ありがとうございます。
べつのきじでやってみます。