2020年1月27日
下記の表は、国際決済銀行が発表した2016年の貨幣別取引量ランキング。
1位:USドル
2位:ユーロ
3位:日本円
4位:イギリスポンド
5位:オーストラリアドル
6位:カナダドル
7位:スイスフラン
8位:中国人民元
9位:メキシコペソ
10位:スイスフラン
という順番。
こんな指標があるとは知らなかったのですが、中国のニュースで流れてました。
中国のニュースでは2013年の同じデータが用いられておりまして、
2013年では、9位の2,2%だったのが、2016年には8位の4%と約2倍に、
なっていたことが強調されて書かれていました。
中国人民元の取引量が増えたのは、2016年1月4日から始まった、
取引時間の拡大
が影響していると思われます。
中国人民銀行は、中国人民元の国際化を目的として、2016年1月4日から、
従来の取引時間7時間から14時間に倍増させたそうです。
あともう一つ中国人民元関連で大きなニュースとしては、
2016年10月からIMFのSDRに採用されたこと
が挙げられると思います。
これは取引量が増えたからSDRに採用された、ので、
取引量が伸びた理由にはなりませんが。
あと、もう一つ、この指標を初めて見て驚いたのはUSドルのシェアの高さです。
為替取引の約半分をUSドルが占めているのですね。
やはり、まだまだ世界経済はアメリカを中心に回っている。
けれど、今後は中国人民元が倍々ゲーム伸びていく、なんてこともあるかも?