中国と日本ではたらき自由を目指すビジネスマン

10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング。自己研鑽を重ね49歳に完全自由を得る過程を綴る。

中国で現地採用で働いていた時の収入推移について

この記事を拝見しました。

lfmp-intheworld.net

 

私も2010年から2017年まで、上海で現地採用として働いていたので、

これから海外、特に中国で現地採用として働こうとしている方の参考になればと、

わりと正確に収入の推移と生活水準について書いてみたいと思いました。

 

1年目(2010年)

給与:7,500元/月(当時のレートが1元12.5円だったので約95,000円)

年齢:27歳

中国語レベル:皆無(ニーハオ、シェシェしか言えないレベル)

業務経験:同じ広告業界ではあったけれどデジタルしかなく営業経験もほぼ無し

役職:無し

www.china-b-japan.org

この記事にも書いていますが、日本から持ってきた50万円を毎月切り崩して

日々の生活をしていました。

27歳だったからいいけど30歳超えてやるのは厳しいなぁ、とそんな生活でした。

 

ちょうど2018年6月末に上海出張があり、時間が余ったので昔住んでいた家に行ってきました。

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中山西路という道に入口が面している小区。

いつ拆迁(Chaiqianといって立ち退きです)があってもおかしくない小区です。

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ここには2014年の途中まで住んでいました。

お風呂に閉じ込められたり、寒すぎて寝られない日があったり、ネズミが排気口から入ってくるから新聞紙詰めたり、なんてことがありました(笑)

 

2年~3年目(2011-12年)

給与:9,500元/月(レートが上向き1元13円くらいで約123,500円)

年齢:28-29歳

中国語レベル:初級(まだまだ折衝や交渉はできない。雑談レベル)

業務経験:まだまだ自分で利益出してなかった

役職:主任(と言っても部下無し)

 

 

4年目(2013年)

給与:12,000元/月(1元15円くらいで約180,000円)

年齢:30歳

中国語レベル:中級(やっとこさビジネス会話ができるくらい)

業務経験:経験を徐々に積んで、中国の事情も少しわかってきた

役職:経理(マネージャーと言っても部下らしい部下無し)

 

 

5-6年目(2014-15年)

給与:15,000元(1元17円くらいで約255,000円)、2015年は19,000元(約323,000円)

中国語レベル:中級+α(提案資料も日本語と中国語両方作ってプレゼンしてた)

業務経験:社内の日本人の中では、中国事情に詳しい方だった

役職:経理(マネージャーと言っても部下らしい部下無し)

 

この時、北京ブランチで駐在員さんが急遽帰任。

しかし業務が立て込んでいたため、自分が少しの期間ヘルプに行くことに。

一人目の子どもが嫁のお腹にいたのでためらっていたら+6,000/月出すと!

更に駐在員さんが住んでいた高級マンションに住める、ということでGO!!

3ヶ月間だけ21,000元/月(約357,000円)に!

 

北京の朝陽公園の真向かいにある高級マンションで、住んでいる人は大使館の人とか。

1階には広いプールとジムがあり、もちろんコンシェルジュ付き。

良い生活をさせてもらいました。

 

あと、この時僕の8つ上、当時で38歳で現地採用として入社されてきた男性がいました。

広告の経験はあったようなのですが、中国語はもちろん話せずという状況でした。

僕より年上でしたが、中国語が話せなかったので給料は僕より低くかったです。

ご本人の資質もかなり関係しますが、結局鳴かず飛ばずで退職。

他の会社へ行かれたようなのですが、そこでも活躍できず日本へ帰国されたそうです。

 

7年目(2016年)

給与:21,000元(1元19円くらいで約400,0000円)+ボーナス5万元くらい

中国語レベル:上級(何が来ても怖くない感じ)

業務経験:未経験の仕事が来てもこれまでの経験則からできるくらい

役職:高級経理(シニアマネージャーで部下5人くらい)

 

8年目(2017年)

給与:23,000元(1元17円くらいで約400,0000円)+ボーナス3万元くらい

中国語レベル:上級(何が来ても怖くない感じ)

業務経験:未経験の仕事が来てもこれまでの経験則からできるくらい

役職:高級経理(シニアマネージャーで部下5人くらい)

 

推移をグラフにするとこんな感じです。

ブルーが実金額、オレンジが伸び率です。

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ドライブがかかり始めたのは6年目、2015年から

経済的、つまり金(カネ)でドライブがかかり始めたのは2015年からでした。

 

要因は2つあり

・待遇が上がったこと

・住宅にかかる固定費がなくなったこと

です。

 

待遇が上がった理由は、良い上司に恵まれたから、の一言です。

良い上司=僕に甘いということではなく、むしろ厳しくお尻を叩かれました。

でも必死にそれをミートし続けていくことで、鍛えられました。

中国語も仕事で鍛えられ、何が来ても怖くないほどになれたことが大きいと思います。

 

待遇は給与もようやく19,000元、日本円で30万円台になり、

更に通勤にかかる交通費やその他経費も補助がもらえるようになりました。

更に住宅では嫁の買っていた家を内装し住むことで、毎月の家賃がなくなりました。

しかも夫婦の2馬力だったので、毎月約2万元(当時レートでだいたい30万円)を

貯金として積み上げ、5万元以上現金が貯まったら年利4~5%の理財商品へ回す、

というゴールデンサイクルをつくることができました。 

 

中国での現地採用はアリかナシか

前の記事でも書きましたが、27歳くらいまでならGO!

28歳以上ならよく考えて。

が僕なりの結論です。

 

言語をなんとなく使えるようになるまでやはり3年くらいかかるし、

30歳なら「やっぱり日本に帰ろう」と思っても再起できるから、というのが理由です。

 

しばらくやってみて「これは、このままイケる!」っていう感触が持てたら、

現地採用は会社にもよりますが成果によっては給与は青天井なのでチャンス大です。

日本の会社は年功序列や職位バンドの制限が往々にしてあると思うのですが、

日本人でも現地採用ならそのレールから抜けているので成果と貢献度によっては、

駐在員の収入を超えることでも夢ではありません。

(保険とか年金とか無いので単純換算はできませんし、かなり努力が必要です。)

 

僕自身は、本当に中国に行っておいて良かった!と思っています。

中国語を仕事の実地で鍛えたことで、めちゃくちゃ大きな資産を手に入れられました。

 

今の生活も、中国があるから、中国語ができるから、実現できています。

ということで、リスク取って中国の現地採用はアリの選択だと思います。