中国の「極客視界」というITハック系メディアで日本はIT分野で遅れてるって書かれてます。
その記事を紹介します。記事のタイトルは
日本企業の高級管理職が中国に出張で来たけど、驚きで言葉も出ないでやんのー。
です。
原文はこちら。
以下が日本語訳。
国慶節の休み、中国人の大軍がまた日本を占領した。
炊飯器、便器、化粧品、日用品など、とにかく買って買って買いまくった。
さて、逆に日本からもある日系企業の高級管理職が中国へ出張で訪れた。
彼はもともと中国に出張なんて来たくなかったそうだ。
なぜなら日本人の中国に対する印象は、汚く混沌としていて、炊飯器や便器も作れない低発展国だからだ。
しかしこの短い滞在で、彼はその昔、日本人が遣唐使で中国の最新技術に
驚き感激したように、今回の出張で多くのことを学び、驚きを持って帰った。
彼が驚いた6つのことをここに記そう。
1:我らが万能の淘宝網
なんで日本人は淘宝網にそんなにも驚くのか。
中国人にとっては1つのECサイトでしか無いが、実は淘宝網は既に
世界をリードするECサイトになっているのだ。
ここで日本を代表する楽天というECサイトを見てみよう。
このトップページを見てくれ。なんか10年前の淘宝網を見ているようだろう?
もし今、中国でこんなサイトを作ったらフィッシングサイトと思われてしまうよ。
次に商品紹介ページがこれだ。
ファーストビューにユーザーコメントも見つからない。
パッと見てお店側が提供した写真2枚以外に何の情報も見つからない。
中国人ならこんなサイトでは怖くて、最後の支払いまで到底できないでしょう?
そう、日本人も実は心配でこのECサイトで買物できないんだ。
だからまだ日本人は店頭で物を買い、日本のEC業界は発展しないんだ。
もし淘宝網や京東が日本に進出したら、一瞬で楽天なんか駆逐できちゃう。
2:オンライン決済
これも我らが万能の淘宝と関係するけれど、アリババが提供する支付宝(アリペイ)が
多くの店舗で普及したおかげで、感覚的にはこの2年で、財布が無くても出かけられるようになった。
実は何年も前から日本はおサイフケータイというサービスを始めていたけど、
全くもって普及せず、何の発展もしてこなかった。
ハハ、韓国だって支付宝を受け入れた、日本もそろそろ受け入れたら?
出張で来ていた日本人も、中国人がスマホを取り出してピって支払いを済ませているのを見て、驚いていた。
3:タクシー配車アプリ
日本人出張者は気づいた、なぜか中国ではタクシーがつかまらない。。。。
そして彼はまた知った。滴滴打車(配車アプリの名前)の存在を。
出張者は不思議そうに隣の中国人が滴滴打車を開いているのを見ていた。
中国人はボタンを押し、タクシー呼び出しから専車呼び出しに切り替えた。
すると何たることか!3分後にBMWが彼らを迎えに来たではないか!?
しかもこのBMWで目的地まで送ってもらっても、日本でタクシーに乗るより安い!
4:スマートフォン
日本には廉価版携帯という概念がそもそも無い。
中国のシャオミー(小米)、HUAWEI(華為)、oppoなどなどは世界中に進出しているのに。
日本人が作る携帯は10年前と同じ考え方で作っている。
プロダクトデザイン、日本技術の結晶でAppleが作った携帯と同じような美しい製品を作る。
だけど、中に入っているソフトは、、、、まぁさっき見た楽天を見ればソフト面の実力は分かるよね?
SONYのXperiaはカメラはすごい、でもシステムストラクチャは全くダメ。
ここで言いたいのは日本人のソフト技術が悪いと言っているんじゃない。
むしろ日本人はここの開発力でも優れている。
でも彼らが学べていないのはストラクチャを最適化することだ。
美しいプロダクトに、そのままアンドロイドのシステムを入れてるだけ。
だからスマホの時代になって、日本のスマホブランドが世界に出られないんだ。
5:不動産
確かに日本の東京銀座の優雅さとは比べられないけれど、
中国の高層ビル群には日本人だけではなく、外国人も驚かされる。
その発展スピードも物凄く速い。
中国では一瞬にして鋼鉄の森林が出来上がるのだ。
6:一匹38元の青島海老?!
日本人は一匹38元(760円)もする青島海老にも驚いた。
すまん、これは冗談だ。
僕が思うこと
1:淘宝網
確かに淘宝網はすごい。なんでもあるし、このサイト一つで何でも揃う。
多分、もともと中国人が中国人を信用していないから、サイトの作りも
ユーザービリティも、物凄く考えられて作ってると思う。
確かに使いやすい。
でも楽天のサイトがダメ
↓
だから日本人はECサイトで買物をせず
↓
今でも店頭で買っていて
↓
日本のEC業界が発展しない、
というのはちょっと違うな。
日本だってオフラインの市場をオンラインが食ってる。
今のサイトの作りだって各社が改善をしているはずで、
国が違えばインターフェイスだって変わるはずだ。
まぁでも確かに楽天サイトはダサいし、分かりづらい。。。。
淘宝網を運営しているアリババの過去記事はこちら。
2:オンライン決済
ぐぅの音も出ないほど同意。
本当におサイフケータイ、普及しなかったなぁ。
NFCとかあったけど全く使われてないよね。
確かQRコードって日本企業が開発したけど、今中国では支付宝の中で
QRコードが出てきて、支払いを済ませてる。
僕自身も小銭とか持ち歩かずに、スマホで支払ってる。
マジで便利。
3:タクシー配車アプリ
日本人はあまりタクシー乗らないから、まぁ普及しなくて当然かな。
タクシー難民になる、何てことがないもんね。
上海では休日はもちろん、平日でもタクシーがつかまらない。
配車アプリが無いといつまでたってもタクシーに乗れない。
もちろんタクシーの支払いも支付宝でやってる。
4:スマートフォン
これも諸手を上げて同意。
僕は中国でiPhone3GS→Xperia→HUAWEIと変遷しているんだけど、
Xperiaのユーザー体験は最悪だった。
あぁ、やっぱりiPhoneにしとけばよかったなんて思ったんですが、
iPhone高いし、仕方なくHUAWEIにしたんですね。
でもこれが使いやすい、使いやすい。
中国のスマホメーカーってアンドロイドをOSとして使っているけど、
なんかカスタマイズしているんです。
調べたらファームウェアっていうらしんだけど、UIがアンドロイドのままじゃなくて、
使いやすいようにカスタマイズされてるんですよね。
HUAWEIは確かにXperiaより断然使いやすい。
例えばアプリをアンインストールする時。
Xperiaは(当時は)確か設定画面からやらないといけなかったんだけど
HUAWEIはAppleと同じようにアプリを長押しして、
ゴミ箱にスライドさせれば完了っていう具合に、かなり直感的に使えた。
シャオミー(小米)も独自ファームウェア「MIUI」っていうのを搭載してて、
結構使い勝手がよさそう。
こちらを参考。
あとシャオミー(小米)に関する過去記事はこちら。
5:不動産
まぁ確かにすごいけど、高いのがいいのかなぁ。
上海にいて見慣れてるから、あんまり共感できなかった。
中国の不動産に関する過去記事はこちら。
6:海老
笑いが分からん。
これオモロイんか?笑
海老に関する過去記事は・・・
こちら?