2020年5月5日
2016年にこんな記事を書きました。
既に3年近く経っているので、改めて2019年の中国の級数別都市を整理します。
中国の仕事に関わっていると1級都市や2級都市、または1線都市、英語ではTier1の都市といった表現が業務中に出てくると思います。
実はこの級数、明確な定義がありません。中国政府も含めて級数で都市を区別していないのです。
したがって会社や個人個人の感覚でここは1級だ、ここは2級だと言っているので実はバラバラです。
これでは仕事上も不便なので、権威のある中国の経済誌が発表している級数を使うと良いでしょう。
それを紹介します。
上海を拠点とする第一財経週刊という雑誌が毎年、級数別都市を発表しています。
級数は以下の6種類で分類されています。
級数 | 都市の数 |
1級都市 | 4 |
新1級都市 | 15 |
2級都市 | 30 |
3級都市 | 70 |
4級都市 | 90 |
5級都市 | 128 |
それぞれ見ていってみましょう。
3級以下は数が多すぎて面倒(笑)なのと、あまりマーケットとして重要ではないと思うのでリスト化を省略しています。
しかし知りたい方もいると思うので、文末に第一財経週刊にあった画像を貼り付けておきます。簡体字ですが、わかる方はぜひ、参考にしてみてください。
ランク | 都市名 |
1 | 北京 |
2 | 上海 |
3 | 広州 |
4 | 深セン |
ランク | 都市名 |
1 | 成都 |
2 | 杭州 |
3 | 重慶 |
4 | 武漢 |
5 | 西安 |
6 | 蘇州 |
7 | 天津 |
8 | 南京 |
9 | 長沙 |
10 | 鄭州 |
11 | 東莞 |
12 | 青島 |
13 | 瀋陽 |
14 | 寧波 |
15 | 昆明 |
ランク | 都市名 |
1 | 無錫 |
2 | 佛山 |
3 | 合肥 |
4 | 大連 |
5 | 福州 |
6 | 厦門 |
7 | ハルピン |
8 | 済南 |
9 | 温州 |
10 | 南寧 |
11 | 長春 |
12 | 泉州 |
13 | 石家庄 |
14 | 貴陽 |
15 | 南昌 |
16 | 金華 |
17 | 常州 |
18 | 南通 |
19 | 嘉興 |
20 | 太原 |
21 | 徐州 |
22 | 恵州 |
23 | 珠海 |
24 | 中山 |
25 | 台州 |
26 | 煙台 |
27 | 蘭州 |
28 | 紹興 |
29 | 海口 |
30 | 揚州 |
第一財経週刊から撮ってきた画像です。
第一財経週刊は下記の要素を総合判断してランキングしているそうです。
日本語の翻訳がちょっとむずかしいのですが、上から
という軸を総合してランキングしています。