中国の経済ニュースなどで、1級都市とか2級都市とか聞くことがあります。
しかし上海が1級都市とか、蘇州は2級都市など政府も含めて明確に定義していません。
つまり1級都市・2級都市は語る人の感覚で違っているわけです。
そんな中で、唯一具体的に都市の級数を定義しているのが、
第一財経週刊という上海を拠点とする経済誌です。
僕も仕事上で使うのは「第一財経週刊」のデータを使うことが多いです。
追記:2019年版の最新データを書きました。
下記が2016年6月に第一財経週刊が発表した級数別都市リストです。
まずは1級都→新1級都市→2級都市→3級都市までを。
日本で県にあたる行政単位が、中国では2つあります。
1つは省、もう一つは直轄市です。
直轄市は北京市、上海市、天津市、重慶市の4つです。
広東省、江蘇省と同じレイヤーで、北京市、上海市が存在してるわけです
これは日本で言えば、東京都、大阪府、兵庫県と同じレイヤーです。
感覚的に言えば、直轄市=1級都市かと思われるのですが、違っています。
直轄市の中で第一財経週刊が定義している1級都市には、北京と上海のみ。
天津、重慶は新1級都市という級数に入れられています。
以下は4級以下の都市。
正直、聞いたことも無い都市がいっぱい・・・。
次は5級以下。
多分、想像できないくらい田舎と思われる・・・・
そんな中、他の経済誌が次の直轄市候補を挙げていました。
東芝の家電部門を買収した美的、中国最大のIT企業テンセントも本社を置く
広東省の大都市。香港にも近くて、僕も出張で何度か行ったことがありますが、
確かに活気のある都市でした。
湖北省の政令都市。行ったこと無いけど、そう言えば最近よく聞くな。
アリババが本社を置く杭州。浙江省の政令都市。
観光資源も多く、更に不動産価格は実は中国で一番高い。
4年前に一度行ったことがありますが、いまいちな感じ。
4年も経てばスゴイ変化してるんだろうなぁ。
僕が住む街、蘇州。
確かに最近の発展具合は半端ない。上海からも30分で着くので
地理的優位度も高いと思う。
上海と比較するとやっぱり、まだ出遅れ感はあるけど、直轄になっても
おかしくないと思う。
湖南省の政令都市。平和堂がありますよね。
あんまりイメージ無いなぁ。湖南省全体的にあまりまだ発展してるイメージが無い。
4年前に兵馬俑を見に行った。
当時でもまぁまぁ発展してたなぁ。
観光資源も多いし、期待はできる都市。
2019年の最新版1級都市、新1級都市に関する記事はこちら。