日本ではあまり大きく報道されていないかもしれませんが、上海静安区で大きな火災(火事)が発生しました。
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*以下の写真は中国現地のニュースサイトからの引用です。著作権は搜狐公司にあります。
火災は11月15日午後に教師向けの高層住宅で発生したようで、消火に5時間ほど要したそうです。
死者は53名、けが人は70人以上とのこと。。。
かなり惨事となってしまいました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
日本の記事にもありますが、これまでの惨事になったのにはいくつか原因があるようです。
ジャッキーチェンの映画などで時々、建築現場の足場になっている竹を使って戦うシーンがありますが、
中国では本当に竹を使って足場を組んでいます。
これは上海のような都市部でもそうで、私の会社近くの建築現場の足場の竹で組まれていました。
鉄骨に比べて強度も弱いですが、何より燃えやすいのは明らかです。
既に作業員4名が公安に拘束されているそうです。
そもそも無免許だったとのこと・・・・。
また、現場近くでたばこをポイ捨てするなどマナーの悪さも目立ったそうです。
リフォーム中の現場でたばこをポイ捨てしたら、そりゃ燃えます。
これは今日、大学の先生に教えてもらったのですが(先生は上海が地元)、
11月初旬に火災訓練を上海市が行ったそうで、その際は370mの高層ビルで火災が起きても
消火ができる消防車が来ていたそうです。
しかし今回のたった数十メートルのビル火災を消火するのに5時間もかかったことに
上海市民は疑問と怒りを感じているそうです。
「あの訓練は何だったの?!」と。
今日になって亡くなられた方の中に日本人が含まれていたかもしれないとのこと。
【【上海火災】日本人男性1人死亡の情報、総領事館が確認急ぐ – MSN産経ニュース】
まだしばらくこの件は収まりそうにありません。