中国のニュースサイトやWechatアカウントをザッピングしていて、
気になった金融関連ニュースをメモ。
野村證券のリリースにも出ていますが、中国工商銀行との提携を発表しています。
中国の一部メディアでも報じられていました。
内容はあまり深く記載されていませんので、まだ具体的に何の分野で、
どう協業していくのかは分かりません。
ちなみに、提携先の中国工商銀行は、時価総額世界最大の銀行です。
世界時価総額ランキング2018 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2018
また野村證券は今年5月に中国における証券会社の設立を発表しています。
野村證券は中国富裕層に向けた金融サービスの拡充を加速しているようです。
证监会与新加坡金管局签署《关于期货监管合作与信息交换的谅解备忘录》_凤凰财经
中国証券管理委員会とシンガポール金融管理局が先物及びデリバティブ商品に関する情報交換を定期的に行うことを取り決めた覚書を締結。
中国はおそらく自身の金融領域における監督能力、ノウハウがまだ足らず、
金融先進国であるシンガポールから学ぼうとしているのだと思います。
シンガポールもまた、中国が現在進行系で経験しているキャッシュレス社会の
メリット及びデメリットを学び、自国のさらなる金融立国としての立ち位置を強固なものにしようという考えがあるように思います。
私が中国にいた2010年には、SNSといえばWeiboかRenRen(人人網)でした。
RenRenはFacebookのようなSNSで、当時は大きな影響力を持っていましたが、
2012年にローンチしたTencentのWechat(微信)に、そのシェアを奪われ、
全く名前を聞かなくなっていました。
そんな中、こんなニュースが。
人人网6000万美元卖了 新东家是多牛传媒-股票频道-金融界
6,000万ドルで、多牛伝媒という会社に身売りをするそうです。
多牛集団の公式サイト↓
サイトを見る限り、ゲームや媒体、アドネットワークを展開している会社のようです。
RenRen自体はニューヨーク証券取引所に上場(ティッカー:RENN)をしており、今回6,000万ドルで売られたのはrenren.comというSNSサイトの営業権のようですので、会社自体は存続します。
RenRenは今後、中国国内における中古車の売却・購入ができるCtoCサービスに注力をしていくそうです。
中国では幼稚園の教師による幼児虐待が問題になることが、定期的にあります。
つい最近では昨年の、红黄蓝が運営する幼稚園で、お昼寝をしない園児に睡眠薬を飲ませていた、という事件がありました。
この红黄蓝はアメリカで上場しているのですが、発覚後株価は暴落。
以降、低空飛行をつづけています。
なぜ、このタイミングか?は不明ですが、国務院が発表した意見書で
上場企業が営利目的で幼稚園を運営することに対して自重するように述べています。
この中国語の記事では
と書いています。