2020年1月27日
5月11日、河北省で、中国国家統計局のもと局長の裁判が行われたそうです。
ありがちですが贈収賄の容疑。
1994年から2016年までで、国家税務総局秘書官、財務オフィス副主任、
黒竜江省省長助理、国家統計局局長書記といった役職を利用し、
合計1.5億元の贈収賄を行った容疑です。
2017年5月11日のレートが1元が16.48円。
1.5億元×16.48円で、約24.7億円ということになります。
桁違いっすね。
日本の汚職事件として有名なリクルート事件とロッキード事件があります。
Wikipediaで調べたら、
リクルート事件:約6億円
ロッキード事件:約5億円
とのことなので、その桁違いが分かります。
いや、待てよ、と。
当時の貨幣価値と今の貨幣価値が違うか。
ロッキード事件は1976年(昭和51年)に明るみに出たので、だいたい
昭和40年代に贈収賄が行われていたことになります。
ここの教えて日銀の記事を見ますと、
昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか? : 日本銀行 Bank of Japan
企業物価指数をものさしとすると、約2倍。
消費者物価指数をものさしとすると約4倍になるそうです。
ということは、ロッキード事件の汚職事件はMAXでも5億円×4倍で、20億円。
当時生きてなかった僕ですら知ってる事件なので、かなりセンセーショナルな
事件だったロッキード事件。
それでも約20億円なので、この24億円という金額の大きさが分かります。
リクルート事件は、1980年代の事件なのでもう少し貨幣価値は現代と
近いと思うので、20億円を超えてくることは無いと思います。
このような桁違いの贈収賄事件が中国では、起きてるんだろなぁ。
中国の場合、この後の刑罰が気になっちゃいます。。。