前回の記事に続き、話は変わって2016年、中国におけるブランド価値ランキングが
発表されていたのでシェアします。
それではランキングです。
1位:淘宝網(タオバオ)→2,300億元
2位:中国移動(チャイナ・モバイル)→2,270億元
3位:百度(バイドゥ)→2,180億元
4位:中国工商銀行→2,140億元
5位:腾讯(Tencent)→2,100億元
6位:中国建設銀行→1,550億元
7位:微信(Wechat)→1,320億元
8位:中国銀行→1,290億元
9位:中国農業銀行→1,220億元
10位:天猫(Tmall)→1,200億元
色分けしていますが、それぞれ
赤:アリババグループ
青:百度
緑:テンセントグループ
が保有するブランドです。
それぞれブランド価値を足し上げてみると
赤:3,500億元
青:2,180億元
緑:3,420億元
とアリババグループの保有するサービス(=サイト)のブランド価値が
最も高いことが分かります。
しかし、このブランド価値ランキング、信憑性に欠けると思うんですよね。
理由は、百度のブランド価値が他と較べて相対的に高すぎる、と思うからです。
2016年の4月末から大きく問題になった魏則西事件。
百度の株価も下がりましたが、ブランド価値も大きく毀損されています。
それなのに、微信(Wechat)や天猫(Tmall)よりブランド価値が高いとは思えません。
なので参考程度で見ておけばよいですね。
それにしてもTOP10のうち5ブランドがIT/インターネット、4ブランドが銀行、
1ブランドが通信とIT/インターネット業界の強さが顕著ですね。
ちなみにブランド価値ではなく、時価総額では
1位:チャイナ・モバイル:2,480億ドル(中国元ではなくアメリカドル)
2位:テンセントグループ:2,460億ドル
3位:アリババグループ:2,400億ドル
4位:中国工商銀行:2,340億ドル
5位:中国建設銀行:1,860億ドル
という順番です。
これらの企業は日本最大時価総額のTOYOTA:1,830億ドルを超えています。