10年8月~17年4月、中国上海で広告の仕事。17年5月に日本へ帰国、中国×金融×マーケティング

またまた話は変わるが、2016年中国におけるブランド価値ランキングを発表する

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前回の記事に続き、話は変わって2016年、中国におけるブランド価値ランキングが

発表されていたのでシェアします。

 

それではランキングです。

 

1位:淘宝網(タオバオ)→2,300億元

2位:中国移動(チャイナ・モバイル)→2,270億元

3位:百度(バイドゥ)→2,180億元

4位:中国工商銀行→2,140億元

5位:腾讯(Tencent)→2,100億元

6位:中国建設銀行→1,550億元

7位:微信(Wechat)→1,320億元

8位:中国銀行→1,290億元

9位:中国農業銀行→1,220億元

10位:天猫(Tmall)→1,200億元

 

色分けしていますが、それぞれ

赤:アリババグループ

青:百度

緑:テンセントグループ

が保有するブランドです。

 

それぞれブランド価値を足し上げてみると

赤:3,500億元

青:2,180億元

緑:3,420億元

とアリババグループの保有するサービス(=サイト)のブランド価値が

最も高いことが分かります。

 

しかし、このブランド価値ランキング、信憑性に欠けると思うんですよね。

理由は、百度のブランド価値が他と較べて相対的に高すぎる、と思うからです。

 

2016年の4月末から大きく問題になった魏則西事件。

 

www.china-b-japan.org

 

百度の株価も下がりましたが、ブランド価値も大きく毀損されています。

それなのに、微信(Wechat)天猫(Tmall)よりブランド価値が高いとは思えません。

なので参考程度で見ておけばよいですね。

 

それにしてもTOP10のうち5ブランドがIT/インターネット、4ブランドが銀行、

1ブランドが通信とIT/インターネット業界の強さが顕著ですね。

 

ちなみにブランド価値ではなく、時価総額では

1位:チャイナ・モバイル:2,480億ドル(中国元ではなくアメリカドル)

2位:テンセントグループ:2,460億ドル

3位:アリババグループ:2,400億ドル

4位:中国工商銀行:2,340億ドル

5位:中国建設銀行:1,860億ドル

という順番です。

 

これらの企業は日本最大時価総額のTOYOTA:1,830億ドルを超えています。

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