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超初心者向けのFX解説記事です – 上海と日本ではたらくビジネスマン
FXは差金決済(CFD)の一部と書きました。
差金決済、反対売買、レバレッジの関係性がよくわからないので、
勉強した結果を整理してこの記事にまとめます。
トレードとは安く買って、高く売り、利益を上げるのが基本。
普通、何か買う時は、お金を相手に渡して、その代わりにモノやサービスと
交換するので、現物を受け取る。
これを現物取引という。
例えば株なら、100万円の現金を証券会社に渡して、その分の株を保有する。
株が120万円になって売る場合、120万円を証券会社から受取、株を証券会社へ返す。
120万円では売りたくないと思ったら、もっと長く持ってもいいし、極端な話一生売らないで持ち続けてもOK。
今はネット証券とかで取引するので、目には見えないけれど、現物が動いているので、
現物取引という。
一方、差金決済では現物は動かない。
買ったら売る、売ったら買う、ということが決められていて、これを反対売買という。
例えばAさんとBさんの間でXの売買を行う場合。
AさんはBさんからXを100万円で買う。
しかし、未来にその時の時価でBさんへ売ることが決まっている。
1月1日、Aさんは100万円でXを購入する旨をBさんへ通知し、Bさんも承諾。
この時100万円はAさんの手元にあり、XもBさんの手元にあり、現物を交換していない。
1月10日、Xの時価が110万円になったのでAさんはBさんに売りたい旨を伝え、Bさんも承諾。
Aさんは、Bさんから10万円を受け取り、10万円の収益を得た。
上記の取引を見ると、1月10日の決済時にのみ差額の10万円が動いており、
それ以前ではAさんとBさんの間ではXという現物も、現金も動いていない。
この状態を差金決済と呼んでいる。
反対売買は差金決済をする上でのルールの1つと言える。
現物取引を買う場合、現物に相当するお金を用意する必要がある。
例えば上記のAさんとBさんの間で現物取引をする場合、
Aさんは1月1日の時点で100万円を用意しないといけない。
しかし、差金決済では現物は動かないので、買う時に全額を用意する必要がなく、
反対売買をする時に必要なお金を用意しておけば良い。
この反対売買をする時に必要なお金のことを保証金という。
上記の例で言えば、Aさんは差額の10万円を保証金として持っていれば、
100万円の取引を行うことができる。
10万円という手持ちのお金で、10倍の100万円の取引をしている。
この10倍のことをレバレッジという。