中国のニュースサイトにこんな記事がありました。
你注意到吗?半年时间里,卷走12亿票房的7部电影,全是——“小妞电影”-看点-虎嗅网
記事のタイトルを翻訳すると、
気づいてますか?この半年間、12億枚のチケットを売りあげた7つの映画は全て・・・“小妞电影”。
とこんな感じ。
电影は日本語で映画という意味です。
12億枚のチケット販売って・・・というスケールがまず目につきますが、
“小妞电影”とは一体どんな映画なのでしょう?
特徴1
リラックスして見ることができるラブストーリー
特徴2
女性をターゲットとしている。
特徴3
もちろん主人公は女性。男性も数人出演するが全て脇役程度。
特徴4
出演する女性はオシャレ。
特徴5
上海、北京など都市部を舞台にしている。
特徴6
ストーリー展開はだいたいこんな感じ。
主人公の女性が苦難に会い落ち込む(多くは失恋など)
↓
努力、自立によって立ち直り、男性の心を心を掴む
↓
紆余曲折を経てハッピーエンド
タイトルに出ていた7つの“小妞电影”とは何でしょうか?
記事によると以下7つです。
この7つの映画でなんと12億枚のチケットを売りさばいたのです。
すげーな。。。
101回目のプロポーズ、中国映画版です。
リン・チーリンが出演しています。
途中、武田鉄矢も出てきますよ。
最初にリン・チーリンとホアン・ボー(黄渤)が出会うM1NT(ミント)というクラブは
仕事で一度行ったことがあったので、「おおぉ、リン・チーリンと同じ場所に立った!」と感動しました。
※M1NTの写真
まだ見ていませんが、上映前のティザー広告の量が半端無かったです。
雑誌、web、地下鉄、バス、屋外などなど、色々な所で見ました。
かなりの広告費用を投下しているはず。
ちなみに「西雅图」はシアトルの中国語です。
記事によると制作費用は2,800万元(約4.5億円)で、興行収入が5.2億元(約83億円)。
僕が好きな女優、白百合が出ています。
まだ見ていませんけど、知っていました。
初めて聞きました。
出演女優の「杨幂」は結構有名なので、今度勉強がてら見てみよう。
2部作のようですね。
前の記事でも紹介したファン・ビンビン(范冰冰)が出演している映画ですね。
日本人にはいない!!幻想的な中国美人、ファン・ビンビン/范冰冰
見ましたが、まさに典型的な“小妞电影”のストーリー展開でした。
まぁでも楽しめましたよ。
これも初めて聞いたなぁ。
ん?!これにも白百合が出演している!!
売れっ子ですね、白百合。
なぜこのような小妞电影という映画が量産されるのか、というと
低コストで作れて、売れる!
ということだそうです。
だいたい3,000万元~4,000万元のコストで作り、
平均するとその3倍以上の収益が出る
のだそうです。
中国でこれまで人気だった古典映画(三国志とかの時代劇)は、
セット、衣装、仕掛け、エキストラなどなどコストが高く、
下手して売れないと大損をこいてしまいますが、
このような小妞电影であればコストを小さくコントロールすることが可能で、
リスクが低く、また売れる可能性も高いのでカタイ投資先となっているようですね。
もしかしたら今の不動産より投資対象としてはいいかも?