北京にやってくる地方出身者の若者こと。
読んで字のごとく、「北京を漂流する者たち」です。
地方都市から北京へ、夢を持ってやってきて、奮闘する若者。
中国のニュースで取り上げられていたので、シェアします。
ベッドは3つ置いたら、もう部屋はいっぱい。
そんな部屋で4人暮らしをする周さん。
1人当たりの家賃は600元(約9,600円)。
北京市内への通勤は片道2時間、往復4時間かけて出勤。
「4人は凄く仲良し。生活は苦しいけれど、北京にはチャンスがある。
彼女たちもいるし孤独ではない。」
漫画学を専攻していた何さん。大学時代の同級生と1部屋で2人暮らし。
内蒙古自治区では自分のやりたい(アニメ関係)仕事が無い、
北京ならチャンスがあると思いやってきた。
「仕事は選ばなければある。好きな仕事はなかなか見つからない。
北京は住まいを探す方が難しい・・・。」
実家の保定市から近いので北京へやってきた。
友達と2人暮らし。
卒業したばかりなので、給料は低いけれど友達もいるし、孤独ではない。
週末には友人もやってくるし、家族にも会いにいける。
今の生活に満足している。
湖北省からやってきた張さん。カメラマンを目指して北京にやってきた。
見知らぬ人と12人で一部屋を借りている。
家賃は1人当たり700元(11,200円)。朝陽区と市内にあるため家賃は高め。
北京は自分が就きたい業界で最も進んでいる都市。師匠について学んでいる。
親は応援してくれているが、長期間北京にいることには反対。
「彼女も友達もいないので、孤独感がある。」
張さんと同じ部屋に住む陳さん。
広西省からやってきた。
今はカメラの専門学校に通いながら、あるカメラマンの助手をしている。
友人4名と一緒に1部屋で暮らす。
家賃は1人当たり600元。
「北京は給料が高いからやってきた。北京に来た頃は自分の生活で精一杯。
今は少し余裕が出てきたけど、経験を積んで、故郷へ帰り自分の会社を持つ。」
インターネットメディア企業の編集者として働く余さん。
「他の都市と較べてチャンスが平等にある。自分の成長にもつながる環境がある。
北京は包容力のある街で好き。」
海淀区の地下室を1人で借りている。800元(12,800円)。
今は出前のデリバリーを個人でやっている。
毎月の収入は6,000元(96,000円)。
「北京にやってきたのは、発展空間が大きいから。
まずは経験を蓄え、いずれは自分で小さくて良いから商売をしたい。
北京に骨を埋めるつもり。」
参考動画(日本語です。)