以前、書いたこの記事の続きです。
2016年12月15日に香港市場へ上場。
Tencent社以来の大型上場と言われていまして、3月24日に上場後初の
2016年1年間の決算資料が公開されました。
これがMEITUから出された主要な財務項目。
赤字部分が、最終的な当期純利益です。
5.4億元の赤字です。
2015年度は7.1億元の赤字なので、赤字額は圧縮されていますね。
下記はアクティブユーザー数などの指標。
上から
全体月間アクティブユーザー数:4.5億
主要アプリである美图秀秀というアプリの月間アクティブユーザー数:1億
美顔カメラ:1.2億(赤枠部分)
と続いていまして、主要アプリが美图秀秀→美顔カメラに変わったみたいですね。
下記がPL(損益計算書)です。
問題は赤枠の部分。
これは営業利益なのですが、既にこの時点で6.5億元の赤字になっています。
本業でも儲かってないということですね。
下記は売上の構成比。
上がネットサービス系の売上、下がハード機器販売の売上。
ハード機器販売の売上で93%も占めています。
ハード機器というのは、要は自撮りに特化したスマホ。
こんなやつですね。
Xiaomiのビジネスモデルに近しいんだと思うんですが、HUAWEIやOPPO、Vivo
といったスマホブランドが伸ばしている中、これ以上シェアを撮るのは難しいかも。
もちろん僕は、この株を買わないんですが、赤字だからと言って、
これからもMEITUの未来が暗いかと言われると、正直分からないですね。
中国では一定のシェアを持つアプリですし、僕の周りにも2人、MEITUの
スマホを使っている人がいます。
中国の会社というか、中国での商売って、ある臨界点を超えると、
一気に、それこそ爆裂に儲かりだす印象があって、このMEITUも、もしかすると
来年からグワーーーンと収益を出し始めるかもしれません。
まぁ、僕は買わないのですが。
僕が買いたいのは、やっぱり360。
あぁ、早く中国市場に上場しなおして欲しいなぁ。
360関連の記事は下記です。
かれこれ、このブログで5回も取り上げてる。
それほど狙っている銘柄なのです。