テンセント社の第三四半期(Q3)の決算が発表されました。
数字を追いかけてみます。
売上
652億元(1兆1,108億円)
昨年同期比61%増
純利益
171億元(2,907億円)
昨年同期比44%増
事業別の売上構成
SNS、ネットゲームなど:422億元(昨年同期比51%増)
ネット広告:110億元(昨年同期比48%増)
その他(クラウド事業など):120億元(昨年同期比143%増)
主要SNS、チャットサービスの状況
WechatのMAU:9.8億
QQのMAU:8.43億
QQ空間のMAU:5.68億
デジタルコンテンツ
テンセント動画の伸びが貢献。
現在4,300万の課金による動画視聴ユーザーがいる。
引き続きオリジナルコンテンツを積極展開予定。
ネット広告
Wechat上の広告が大きく伸びる。
友人のフィード上に流れる広告
テンセントの膨大なネットワークにアドネットワーク
などなどの需要増で昨年同期比48%増。
その他
決済サービス、クラウドサービスが伸長。
Wechatペイによる決済回数は昨年同期比で280%増。
AIやビッグデータを活用し、Wechatを使ったBtoBソリューション事業を積極展開する。
以上を受けて、株価は・・・・2.3%増でした。
2013年とか1株52元なので、8倍にもなっています。
僕がいつも拝見しているこのブログの方。
既にテンセント株は売っているそうなのですが、2004年にテンセントが上場した時に
52万8,400円で買っていたそうです。
その後、2015年5月に売却をされているのですが、その収益なんと・・・
1億2,436万7,325円
なんと227倍で売り抜けていらっしゃいます。
2015年5月の株価は154元。
この方が仮に今の1株391元で売却できていたら・・・・・
3億円を超える収益を叩き出しています。
中国の市場規模、テンセントの中国国内におけるポジショニングを考えると、
これからも、まだまだテンセント株は伸びる可能性が高いと思います。