東芝のテレビ部門がハイセンスに売却されることが発表されました。
東芝の白家電部門は昨年、美的(Midea)集団に売却されています。
東芝は家電部門を次々と中国企業に売却しているのですね。
中には「うん?ハイセンス(海信/Hisence)?」と思った方もいると思います。
前にも紹介しましたが、中国には驚くほどブランドが存在していて、
圧倒的なスピードで日本ブランドを追随しています。
この記事ではハイセンス(海信/Hisence)の会社概要について記載します。
・会社名
海信集团有限公司
・事業区分
分類としては総合家電メーカーです。
しかし以下のように多用な事業展開をしています。
【個人向け製品】
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、スマホ、通信機器
【法人向け製品】
中央エアコンシステム、交通制御システム、医療機器
【その他事業】
不動産業(海信地産)・・・ショッピングモールの開発
金型製造(海信模具)・・・金型の製造
・ロゴ
・本社所在地
山東省青島(青島市南区東海西路17号)
・代表者
劉洪新(1967年生まれの50歳。2015年より現職)
・創業
1969年
・従業員数
7万人
・資本金
13.1億元(221億円)
・年間売上高(2016年1-12月)
318.32億元(5,411億円)
その内、テレビによる売上が281億元(88%)
※2017年は324億元を予定
・営業利益(2016年1-12月)
18.35億元(312億円)
・上場先
上海証券取引所
・証券コード
600060
・傘下に持つブランド
科龍(Kelong):主にエアコン
容声(Ronshen):主に冷蔵庫
・日本での展開
ハイセンスジャパンという法人を2010年に設立
僕もテレビを買った。マジでコスパ最高。
僕は日本人として望むところではありませんが、これからも中国企業による
日本企業、または一部の事業部門が買収されるというケースは発生すると思います。
資本主義という世界で生きているかぎり、これは仕方のないこと。
感情論ではなく冷静に見つめるべき、と考えます。
悔しいけれど今の中国人・中国企業は、日本人・日本企業より金を持っています。
僕たち日本人は、どうやって中国人から儲けられるか、なんて生易しい表現ではなく、
どうやって金をむしり取るか考えなければならない、と思いました。